2016年11月30日水曜日

(386) RPG (SEKAI NO OWARI)

歌詞に「世間」が入っているのが気になって、なんとなくダウンロードしてみたら、思いがけずツボだった。
 
RPG (SEKAI NO OWARI)
音程が高そうなので、カラオケで歌うのは大変そうだけど、独特の世界観があってすごく好きになった。
 
歌詞は以下。
 
気になる歌詞。
 
>「方法」という悪魔にとり憑かれないで
>「目的」という大事なものを思い出して
 
タイプ的に、私はこういう悩みを持たない。昔からアマノジャクで、他人に言われたとおりやるのが嫌いだったし、今もそうなので、「方法」に対してはあんまり嫌悪感がない。でも、マニュアルの押しつけに疲れ、言われたとおりにやるのが嫌になってしまった、特に私よりも若い世代の人達には結構こういう歌詞が響くのかもな、と思った。
 
 
>「世間」という悪魔に惑わされないで
>自分だけが決めた「答」を思い出して
 
全くその通り。世間研究家として、この歌をこのブログのテーマソングにさせてもらいたいぐらい。
 
 
>空は青く澄み渡り 海を目指して歩く
>怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない
 
これはいかにも現代の若者だな~とか感じてしまった。アラフォーの私の考えだが、本当に「怖いものなんてない」って開き直るには、本物の孤独を受け入れる必要がある。「僕らはもう一人じゃない」、つまり、他の仲間と一緒にいる安心感に頼っている間は(一時的にそれに安心を感じ、幸せを感じる事はあっても)、いずれまた襲ってくる孤独にまた怖さを感じてしまうと思う。
 
鴻上尚史さんの、「本物の孤独と出会おう」という記事を思い出した。(260)の記事。
 
何べん読み直しても、この鴻上さんの言葉は心に沁みわたる。
 
本当の大人になるには、多分、孤独を受け入れる必要がある。
 
・・・でも、実は、別に大人になんてならなくてもいいのかもしれない。青臭いのかもしれないけど、SEKAI NO OWARIの「怖いものなんてない 僕らはもう一人じゃない」からは、また鴻上さんとは違った優しさ、強さみたいなものを感じる。

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