2016年11月22日火曜日

(179) 躁鬱病

2012/4/20公開しない⇒公開に変更。
偏見の目で見られるリスクが高いので、状況次第でまた非公開にします。ご了承のほど。
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俺自身、躁鬱病を持病として持っている。
俺のリアルが特定されるリスクが増してしまうので、ここでは詳しく書けないが、
実際、過去に医師から、そういう病名での診断を受け、薬を飲んだ事もある。
 
俺の場合、躁を抑える薬は、「ロドピン」
頭の回転が行き過ぎた時、これを飲むとブレーキになる。
副作用は舌の渇きぐらいなので、俺の体質に合った薬だ。
鬱の波が来た時は、「ベタマック」を気休めになるので飲んだ事があるが、
多分、薬の効果としては比較的マイルドで、アクセルとしての効能は弱い。
 
2012年1月下旬に、株式掲示板に投稿しまくったり、このブログを始めた頃は、
当時の自分による自己診断では軽躁状態
しかし、今になって思えば、完全に躁状態だった。
かかりつけの先生からロドピンをもらうタイミングがあと一歩遅かったら、
躁側に振り切ってしまう寸前だったから、この持病は、
病識を持ち続けるのが非常に難しいと、しみじみ思う。
 
あの時、躁に振り切っていたら、一歩間違えれば、
終わりの見えないように感じる連日の睡眠不足でパニックになり、
発作的にベランダから飛び降りて、死んでいたかもしれない。
妻からの「薬飲めば」の一言に助けられたが、結構、マジで危なかった。
 
躁鬱病である事を公言されていた、作家の故、北杜夫さん(精神科医でもある)の著作や、
娘の斎藤由香さんの著作に書いている事は、実に良く解る。
しかし、この事を本当の意味で理解できるのは、多分躁鬱病を持病に持っている人か、
その家族だけだろう。なかなか、一般の人に理解してもらうのは難しい。
 
10年以上前の俺自身の発病時、それと数年前の再発時、
「なんとかこの病気が、病気でない事を証明したい。皆に解って欲しい」
と思ったが、経験しない人に理解してもらおうと、説明しようとすればするほど、
逆に引かれてしまう気がする。
 
一時期、「金髪豚野郎」の言葉で有名な、泰葉さんがワイドショーを賑わしたが、
インタビューを受けていた当時の彼女は、完全な躁状態だった。
多分、周りは止めようとしたんだろうが、本人が暴走してしまったんだろう。
躁がどういう状態か、自分で経験しているので、泰葉さんの気持ちは解る。
自分の脳を、自分で客観視し続けられないと、暴走している事に、
自分自身が気付かない。それが躁状態の怖いところだ。
 
でも、多分泰葉さんは、家系的に、才能を受け継いでしまったからこそ、
その副作用みたいなもんで躁状態になったのであり、おそらく、泰葉さんは、
うまくやれば、もっと活躍できただろう。暴走を止められなかった事で、
社会的信用を失ってしまった事が非常に残念だ。
 
泰葉さんのお父さん(三平さん)から、多分、その類まれなる芸術家、
落語家としての才能を受け継いでしまったんだろう。
時に、芸術家・表現者としての優れた才能は、
世間一般で言う幸せを得られないようにしてしまう、両刃の剣になる。
天才と狂気は紙一重。
 
人間だれも、自分自身が「おかしく」なる事に対しての潜在的な恐怖がある。
その裏返しが、「あの人、精神科への通院歴があるらしいよ」みたいな、
うつ病や躁鬱病を経験した事がない人の側からの、昔からある偏見であって、
多分これからもずっと、就職、結婚、転職の時などには、
精神科への通院歴がある事は、わざわざ言わない方が無難という一般常識は継続するだろう。
 
たまに、
「過去精神的な病を抱えた事がある。そういう自分だけど、
そういう自分である事を受け止めた上で働かせて欲しい」
みたいな希望を持っている人を見かけるが、雇用する企業の人事の立場を考えれば、
「言わないで胸の内に閉まっておいた方が無難。うまくやれば、バレないで済むから」
とアドバイスしたくなる。
良い会社程、入社を希望する人数は多いので、わざわざ積極的に、
心の病の再発のリスクのある人を雇うとは思えない。
 
俺の個人的見解としては、
「躁鬱病」か「躁鬱的な気分の波がある」かの境目は、実はあいまいであり、
精神科医と呼ばれる医師が、過去見てきた症例や、目にする症状から、
境目を決めている、
つまり、それが病気かどうかの定義は、例えば、
「精神科医や心療内科医にかからないと、当人が社会的生活を送るのに支障がある」とか、
「当人の家族にとって、医師にかかり、投薬治療を受けた方が、家族にとって幸せ」のように、
結構あいまいで、難しいと考えている。
 
1月下旬の、俺自身の躁状態Max時、
でも、一応サラリーマンとしての仕事も、家族との普通の生活も続けられていた時、
俺の脳内で起こっていた反応の激しさの程度は、実は、躁鬱病と診断を受け、
現在も病院に入院されておられる方よりも、もしかすると激しかったかもしれないし、
逆に弱かったかもしれない。
現時点で、脳内での化学的反応の度合い(例えば、セロトニンやアドレナリンなどの脳内伝達物質量)
を定量化して調べる方法は、俺の知る限りに於いて、存在していないはずだ。
 
俺は、この躁鬱病というのは、生き物としての人間の脳が本来持っている、
すごい力だと考えている。
北杜夫さん(斎藤茂太さんも同家系)のように、遺伝的に、
そうなりやすい要素を持っている家系は、明らかに存在している。
優れた精神科医と、躁鬱病患者は、実は紙一重の部分がある。
多分、俺の場合は、俺の母側の家系が、躁鬱病になりやすい家系なんだと思う。
 
なお、こう書くと、俺の事を「躁状態」と医師の人から診断されかねないし、
実際、こういう事を書く時、自分自身が躁状態になりかけている事もあるので、
自分自身の病識については慎重に考察が必要だ。
でも、自己診断では、本日4/12時点の俺の状態は、ノーマルに近いと思うが。
 
母親の家系について。
母方の祖母は橋本氏病である。(甲状腺の病気)
母親も、躁鬱病を持病として持っている。発病した事もある。
 
俺の仮説だが、甲状腺ホルモン、T3とT4が、躁状態と鬱状態に深く関与している。
一度、俺自身、甲状腺治療で有名な病院、伊藤病院で見てもらった事がある。
その時は、俺は躁状態で、近所の内科で血液検査してもらい、
その血液検査の結果を、伊藤病院の先生に見せた。
T3もT4も正常値内だったが、確か、T3/T4の値が、平均値より高かった。
「これが躁鬱の原因じゃないでしょうか?躁の時、T3が高いと思うんですが・・・」
と伊藤病院の先生に話してみたが、
残念ながら、全然意味を理解してもらえなかった。
何しにこの病院に来たの?という目で見られてしまった。
 
甲状腺の病気と言えば、パセドウ病。これは、甲状腺ホルモンが分泌過剰となる病気。
歌手の絢香さんが、この病気になったと聞いた。
絢香さんの、類まれなる歌手としてのセンスの一因じゃないかと感じた。
 
躁鬱病を持病として持っていたと言われている作家は、
北杜夫さん、三島由紀夫さんを始め、数多くいる。
躁状態の時は、感情が豊かになり過ぎる面がある。
やたら涙が出たり、人の気持ちが解ったような気になるが、
俺の経験上、俺だけでなく、周囲の人も俺の躁状態に巻き込まれるから、
実際に脳の中が凄い事になっていて、
普段なら表現できないような言葉や、歌が頭から出て来るんだろうと思う。
 
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以下、とあるサイトからの引用。
(Quote)
夏、37℃の体温で活動しているシマリスの体内でHPは肝臓で合成され、血液中に放出されます。HP合成量が低下して血液中のHP濃度が低下して、脳にHPが蓄積してくると冬眠が始まります。春、逆に血液中のHP濃度が増加すると、冬眠から醒めるというわけです。このHP濃度を増減させているのが、チロキシン(甲状腺ホルモン)とテストステロン(男性ホルモンの一種)です。
冬眠は、従来からの想像とは違い、単なる体温低下を引き起こす物質や遺伝子産物によるものではなく、ホルモンを介して脳により制御された生理的調節に基づくシステムであることが明らかになり、劇的な体温低下は冬眠の結果の一側面に過ぎないことも分かってきました。
(Unquote)
 
この記事を読んで、俺自身が、昔(2009年8月)に書いているコメントが以下。
(Quote)
チロキシン(T4)が、リスの冬眠誘導物質らしい。
という事は、T4は不活性、T3が躁を誘発するキーなのか?
T3/T4という指標は、この意味でも面白いかもしれない。
T3の絶対値だけではなく、T4との比率で効いてくるのかもしれない。
T3とT4の違いは、I(ヨウ素)が一個あるかないかの違いだから、
T4が多いとT3も多くなるのかと予想していたが、T4がリスの冬眠(人間なら「うつ」?)を誘発するのだとすれば、
T3とT4はお互いに逆方向(T3がアクセル、T4がブレーキ?)なのかもしれない。
 
リチウム、ヨウ素がT3とT4のバランサーなのか?(躁鬱の特効薬、リーマス)
確か、リチウムは、ヨウ素の取り込みに効くと書いてあった気がする(英語の論文)
T3/T4の値の変化が多すぎると、ラピッドサイクラーになるから、
リーマス(血中のリチウム濃度を人為的に上昇させる事)で
波の激しさが抑えられるのかも。
(Unquote)
 
ここまで、俺は、2009年の8月の躁状態の時、英文の論文を夢中に読んで、調べたらしい。
すげー暇だったんだな、俺。
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甲状腺ホルモン(Wikipedia)
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人間誰しも、生命の危機を感じれば、T3が上昇し、「ハイ」になり、
火事場のバカ力が出せる能力を持っている。
それを起動せざるを得ない状況を経験したか、
経験していないかの違いだと思っている。
 
逆に、「うつ状態」「うつ病」は心の病と言われているが、
実は、動物としての人間が本来持つ、防衛本能じゃないかと思っている。
泉谷閑示さんが著作に書かれていたと思うが、
その人の脳の中の、大脳の内側、動物的な脳の方が、
「もう、こんなのヤダ。俺がやりたいのはこんな事じゃない」
と声を上げ始めた状態が、うつ状態。
そのまま放っておくと、うつ病になる。
 
しかし、うつ状態の時に、早目に医師の診断を受ける人の中には、
「新型うつ」「職場うつ」「擬態うつ」と呼ばれる人が、多数存在する。
それは何故かと言うと、職場から離れると、「もう、こんなのヤダ」という声を、
動物的な脳が出さないからだ。
これが、新型うつの本当の意味での治療を難しくしている。
 
昔から言う所の、本来のうつ病になるようなタイプの人は、
そもそも、うつ状態の時には、
「まだまだ医者にかかるような状態じゃない」「全然大丈夫」
と思う人達。
 
そういう人に、それでも負荷が加わると、心じゃなくて、
体が言う事を利かなくなる。
(会社に行きたくても、ドアの前で体が動かなくなるとか)
で、それでも無理して、過労死、自殺してしまう人も、多分いる。
 
うつに対しての理解が広がっている事自体は歓迎すべきことであり、
自殺者を減らす方向に貢献しているのは事実だろうが、難しいのは、
お医者さん達が、何でもかんでも「うつ」に分類してしまうと、
日本人みんな「うつ」になってしまう事だ。
 
でも、日本人の性格傾向や、
今の日本で起きている事(年功序列の崩壊)を考えると、
当面この状態は続くと予想する。

11 件のコメント:

世間研究家 さんのコメント...

うつ状態が長引いている。慢性的に一年以上続いている感じだ。躁転は全くしていない。参った。光が見えない。

世間研究家 さんのコメント...

自分が数年前に書いたこの記事の言葉のコピー。
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「うつ状態」「うつ病」は心の病と言われているが、実は、動物としての人間が本来持つ、防衛本能じゃないかと思っている。泉谷閑示さんが著作に書かれていたと思うが、その人の脳の中の、大脳の内側、動物的な脳の方が、「もう、こんなのヤダ。俺がやりたいのはこんな事じゃない」と声を上げ始めた状態が、うつ状態。
そのまま放っておくと、うつ病になる。
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ちょうど昨日、何気なくテレビでしくじり先生を見ていたら、「知らぬ間に指示待ち人間になって人生見失っちゃった ソニン先生」というのをやっていた。

42歳にもなって情けないが、今の自分の状態に重なる。はて、私は指示待ち人間を打破し、自分の人生をもう一度見つけ出せるだろうか。給与を稼いで養わねばならない子供たちと妻、田舎にいる年老いた母親、お金を稼ぐのは必要条件だが、それだけでは自分の人生を見失ってしまう。

何が何でも立ち直らなくてはならない。

世間研究家 さんのコメント...

躁状態にならない42歳の自分について考えていて気付いた。

かつて(30台の終わり頃まで)は、躁状態になる事で頭のヒューズが飛び、良くも悪くも通常状態では考えないような事を思いつき、怖いものがなくなって行動にまで移せていた。

以前に失業した時に、偶然が重なってカラオケでテレビに出た時も躁状態だったんだろう。テンションが高く、理由もなく人生が楽しかった記憶がある。

ところが、40台になり、ヒューズが飛ぼうとどうなろうと、どうにもならなくなってしまった。

心身ともに能力の衰えが目に見えて出てきている中、ヤケクソになったところで世間一般から見ればそれは「金髪豚野郎」と危ない目をして喋りまくるオッサン、オバサンとしか見られない年齢の自分。

それが分かっているから、もう躁状態にならない(なれない?)のかもしれない。

鬱のトンネルからは基本的にもう一生抜けられないと開き直った方がいいのかも。それが案外、トンネルを抜けるための第一歩なのかもしれないな。

世間研究家 さんのコメント...

と思ったら、泰葉さんがまた躁状態の可能性が高い行動を取っておられる感じがする。昨日と今日、ブログで「坂口杏里救済計画」とか「告発」とか書かれて、自分の感情的な盛り上がりが止められなくなってしまっている様子。

一部のメディアや一部の人は面白がって取り上げるのかもしれないが、「危ない目をして一方的に喋りまくっていた」(多弁の症状)離婚の大騒ぎの時の事を反省できておらず、病識がない、と世間一般からは見られるのではないだろうか。

一般的に、躁うつ病は再発しやすい病気である、その事を世間にさらに知らしめてしまう事になるのではないかと危惧する。

もっとも、今回は冷静なメディアは完全にスルーするかもしれないけど。躁状態にある人の発言をメディアが面白おかしく取り上げた『金髪豚野郎』の騒ぎの時は、本人というよりもそういう状態の本人を露出させすぎたメディアの方に問題があったように記憶している。

世間研究家 さんのコメント...

泰葉さんのブログがどうしても気になってつい見に行ってしまう。怖いもの見たさもある。で、読むと正直、毎回腹が立つ。「ババア、黙れ。」と感じてしまう。

この感覚、デジャビュだな、と思ったら、オフクロの躁状態の時に付き合い、医療保護入院してもらった時の感覚に近い。

泰葉さんとオフクロ、躁状態の時のタイプは全然違うんだが、どこか共通するものがあるのかもしれない。

というわけで、放っておくと延々と世間に迷惑かけるので、泰葉さんは一刻も早く医療保護入院か措置入院させた方がいい。

本人曰く、海老名家と断絶したらしいので、もしかすると家族からも見放されたのかもしれないが。

世間研究家 さんのコメント...

世間は泰葉さんへの興味をなくし、今は松居一代さんの暴走に振り回されて大騒ぎ。

泰葉さんは解りやすい躁状態だったが、松居一代さんは統合失調症の妄想が混ざった躁状態かもしれない。

昔なら、「狐憑き」とか陰で噂され、世間は上手に村八分的な対応をしていたんだろうが、SNSやブログ、YouTubeがある今はその暴走を止める手段がない。

家庭の問題を暴露する事で多少なりともお金が入り、世間の注目を集める実例ができた事で、これからも躁状態で暴走する人が出てくるだろう。但し、世間は松居一代さんの件で学習したので、対応法を学んだだろう。

去年の文春砲(ベッキーの不倫に始まる芸能人の不倫)、今年は当事者(松居一代さん)本人による暴露。週刊文春に両方の言い分を聞く中立性が求められている世の中は、相当程度狂っている。

昔は躁鬱病や統合失調症の人を「病」と呼ばず、「狂っている」と世間は呼んでいたんだろうが、今は病気への理解が進んで、そうではなくなりつつある。

ところが、「狂気」「狂っている」という特性を、どうも世間の方が吸収してしまい、世間の方が狂いつつある。

世間が狂えば、その補完概念である家族も狂ってくる。不倫はいけない事だが、本音と建前、ウチとソトという、日本文化独自の使い分けも皆できなくなってきているように思う。

その先に何が待っているのか?

もしかすると、家族の崩壊という、大きな流れの1つの表出なのかもしれない。

世間研究家 さんのコメント...

松居一代さんは、全く病識がない。お金にも困っていないし、助ける人もいるから今の無茶苦茶な活動が続けられてしまう。

それが「躁」か否かの定義は、それに寄って本人または家族、社会が幸福な生活に支障があるかないか。医師が仮に躁状態だと診断しても、本人が元気一杯なら誰にも止められない。

今は一時的に、躁病患者が活躍できてしまう時代になっている。だが、世間をなめちゃいけない。

個人的な予想だが、松居一代さんは遅かれ早かれ、謝罪、村八分、シカト、もしくはうつ状態、何らかの形で沈黙する状況に追い込まれると予想する。

日本の世間は、いつまでも「世間をお騒がせしております」状態を放置しておくほど甘くない。

アメリカに行くのは構わないが、父性社会アメリカでは、"She looks mad"とスルーされて終わりだと思う。金が尽きなきゃ彼女の寿命まで騒ぐのかもしれないが。ま、どんなに長くても65歳くらいまでが限界じゃないか?

世間研究家 さんのコメント...

泰葉さんと松居一代さんのニュースが気になっていた数ヶ月間。自分の仕事や週末がうまくいかず、その憂さ晴らしのために彼女らに失敗しろと理屈をつけている自分。

自分の人生がうまくいっている時は、他の人の事はあまり気にならない。自分がうまくいっていないから、極端な人達を叩くニュースに翻弄されてしまう。

きっと日本中、人生がうまくいっていない人だらけなんだろう。だから松居一代さんの話題でワイドショーが持ちきりになる。

人の事より自分の人生をなんとかしなくちゃ。このままじゃいつか給料が減り、仕事探さなきゃならなくなり、いい仕事が見つからずに家族もろとも貧乏生活に落ちてしまう。

42歳で今更もがいても、現実的には椅子取りゲームのイスはもう空きがなく、かといって自分の腕力や仕事力で金を稼いで行けるほどの力はない。それが悲しいが俺の現実の実力。

でも家族の幸せを俺が金稼いで守っていかなきゃならない。しっかり生きなきゃ。

世間研究家 さんのコメント...

ブログのコメント欄に独り言を書いていると落ち着く。ハッと気づいたが、長文コメントを書き続ける私の状態、躁状態の「多弁」の症状だ。

仕事の心配、年老いたお袋と田舎の家の心配。多分私が抱えられる容量を超えてしまったんだろう。

だから鬱状態になってしまった。躁鬱持ちの私、今はその反動でアタマの中は躁状態。多弁の症状はしばしば、聞き手の事を考えないで一方的に発信される。時間を奪われる聞き手はたまったもんじゃない。

だけど辛い事を吐き出したいので、多弁は続けたい。だから私はここにコメントを今書き続けている。

多弁してみたところで、仕事の問題は解決しない。

ブラック化して行く可能性が高い今の会社は、どう足掻いても多分悪くなり続けるだろう。

お袋はいつか健康寿命が尽きる。老朽化した田舎の家は売れないし、更地にするのに何百万も金が必要になるだろう。介護や家の処理にかかる金、子供たちの教育費用、払えるかどうか解らない。

でもこういう不安を外に出すと少しだけ落ち着く。外に吐き出さないと寝逃げしたくなり、眠れない時は夢うつつの中でこれらの不安が俺を襲い続ける。

先の事を不安に思うのは暇を作ってしまっているから。仕事や趣味ややる事に追われ続けていた方が、不安は薄れる。

世間研究家 さんのコメント...

日曜日起床。やはり仕事の嫌な想像を無意識にしていた。今日はまだ日曜日。仕事は明日からだからまだ逃げたい。だから寝逃げし続けたい。で、もう7:40。妻が朝飯作ってくれている。

今までのパターンは、食欲ないから朝飯食わず、昼まで布団から出ないパターン。日曜日があっという間に終わってしまい、また憂鬱な月曜日がスタートして行く。

この最悪のサイクルを止めなきゃいつまでたっても良くならない。とりあえずテニスを始めたが、やるべき事を作らないと自分に甘い俺はつい寝逃げしてしまう。

我が妻が優秀すぎるから、家のことを何もやらないダメな夫の俺。15年前の結婚当時からそうだから、今更変えるのも難しい。こりゃ変えるのは一筋縄ではいかない。

世間研究家 さんのコメント...

やっと金曜日。長い残業しているわけでもないのに消耗が激しい。いろいろ考えても仕方ない無駄な事を考えているからだろう。

加齢により、体力や気力自体が衰えているのも一因かもしれない。根拠のない自信も湧いてこない。

軽躁状態に頼るのはやはり無理があるかもしれない。睡眠時間を短くして、深く眠る時があると、そこで軽躁状態になりやすい気がする。

しかし、今週はつい寝逃げしてしまい、睡眠時間が短い日がなかった。で、鬱っぽくなっている。やる事が少ないから、という可能性はある。

来月は鬼のような出張スケジュール。正直鬱に逃げ出したいが、なんとか踏ん張ろう。その出張スケジュールを終えた時、軽躁状態になっているかどうか。転職したところで、おそらく状況は変わらない。むしろ同じ事の繰り返しになるだろう。

厳しい状況が続いている。危なっかしい軽躁状態に期待するのも無理があるが、今はそれしか道が見えない。