2016年11月22日火曜日

(180) 濃い人は濃い人同士で集まるらしい

2012/12/11加筆
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このブログというサービスを使っていると、「人間の心」とそっくりだと感じる。
 
人間の心って、「普通は隠す」事をたくさん抱えながら、誰かに打ち明けたい「本音」が溜まって来る。
それを匿名という安全地帯を確保したうえで、「原則は自由に書いていい」という場が、この匿名ブログだと思う。
 
「炎上」というのは、「原則は自由に書いていい」んだけど、「度を超えた悪口、誰かを傷つける事は書いてはならない。だって、誰でも見れちゃうんだから」という原理に基づいて、生じる現象だと思う。
 
こういうブログやら、掲示板やら、知恵袋等のサービスができる前は、「会社帰りにちょっと一杯」みたいな感じで、気の合う会社の仲間と、酒の力を借りながら上司とか、世の中の愚痴をこぼし、政治論議に花を咲かせたりしていたと思う。その当時、「世間は狭かった」。
 
さらに、そこでは、「先輩」が「後輩」に酒をおごったりして、「先輩」の方が偉いけど、その分、「カネも出しておごってくれる」という「お互い様」関係が成立していた。それが、年功序列システムの安定を助ける効果があった。
 
この匿名ブログのおかげで、これまで私はたくさんの記事に、本音をぶちまけ、スッキリする事ができた。
同時に、ブログの特徴は、「自分の書いている記事に興味を持つ人」が見てくれる事。
多分、俺自身が「変人」的な本音を抱えた人間なので、「濃い人」達を大勢引き付ける。
  
それはそれでいいや、と考えているが。 
 
なお、私が自分で自分の事を変人だと確信している理由は、私は小学生の時から、「親友」の必要性が解らなかったから。親友という言葉には、「その親友だけは解ってくれるけど、他の人は解ってくれない、その親友だけが俺の味方だ」みたいな排他性を、小学生の私は間違いなく感じていた。その排他性が、例えようがない程、私は嫌だった。

実は、今もその考えは基本的に間違っていないと本音の部分で思っているが、
さすがにアラフォーになって世渡りを覚え、わざわざ言う必要もないという事に気付いた。
 
・・・それにやっと気付いたのは、つい最近の話だが。
この事にもっと早く気づいていれば、多分、俺の20代は、もう少し『華』があったに違いない。

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