2017年3月17日金曜日

(455) 崖っぷち(リストラ解雇)

一番怖れていた事態に。


日本法人の業績不振の影響で、あと2カ月ちょっとで会社から解雇される事が決まった。


42歳で家族持ちの私。
妻(専業主婦)、小学生の子供2人がいる。


25歳の時から、ずっと外資系材料メーカーの日本法人で働いて家族を養ってきた。
会社は今で3社目。
①日系大手材料メーカー(22歳~25歳) 日本法人10,000人以上
②外資系材料メーカー(25歳~38歳) 日本法人 約50名
③外資系材料メーカー(38歳~42歳現在) 日本法人 約40名


4年前38歳の時、13年働いた以前の外資系メーカーも業績悪化で日本本社オフィス閉鎖を決定。その時は運よく、3カ月のブランクで似たような企業、似たような仕事が見つかり、3年半勤務してきた。


不運にも、今回またしても似たような会社の状況になってしまった。


多分、誰が悪いという訳ではない。


もしかすると、Brexitやトランプ氏当選に見られるように、欧米の主に白人の中下流層が自分達の事だけで背に腹が変えられない状態になった、そういう保護主義的な勢いに押された欧米先進国の本社が、市場縮小し競争が厳しく昔に比べて利益が出なくなってしまった日本市場の自社材料ビジネスに対して、冷静かつ冷酷な判断で見切りをつけた、そういった事が影響したのかもしれない。


考えても仕方がない。


私自身、わき目もふらず、少しでもいい再就職先を探す事が至上命題。


前向きな気持ちを奮い立たさねばならない。それは解っている。


後ろ向きな気持ちを抱いてそれに飲み込まれると、このまま家族もろとも奈落の底・貧困に転落して行ってしまう恐怖。


だが、これからの将来の事をどうしても考えてしまい、42歳の自分の肩にかかっている重荷に押しつぶされてしまいそうになる。


とある病気持ち(月の医療費2万円強が必要)の妻、これから本格的に教育費がかかる息子達2人、老朽化した築42年の一軒家(ど田舎、不動産として価値なし)で老後を過ごし、年金で辛うじて生活している一人暮らしの母(70歳)、私自身は首都圏で賃貸住まいなので住宅ローンはないが月13万円の家賃。


会社都合退職になるので失業給付はすぐもらえるが、今の会社の勤続年数が5年未満なので支給日数は90日だけ。


その間に次の仕事が見つかるか。多少の割増退職金はもらえても、これから貯金が減り続けて行く事の恐怖。


再就職活動を必死にやって、正社員の仕事が見つかったとして、その身元保証人を義父と義兄にお願いしなければ。でも失業して無職になった事は、しばらくは子供達にも義父家族にも明かさない方がいいだろう。(我ながら、先の事を考え過ぎ。解っているが止められない)


妻は私の事を良く理解してくれている。結婚14年目となる最愛のパートナー。心から妻に感謝。


ずっと抑うつ状態と付き合いながら働いてきた私。
そんなダメダメな時の私がついこぼしてしまう愚痴も受け入れてくれた。
もうすぐ解雇されてしまう事も妻には話した。
今は気丈に頑張ってくれている。
だが、持病がある事等から、共働きは現実的には非常に難しい。
仮に働いてもらうとしても、パートが限界だろう。


考えれば考えるほど、プレッシャーに押しつぶされそうになる。まだ今の会社での仕事をせねばならないが、正直、不安で不安で、ここに気持ちをぶちまける事で、今は辛うじて自分を保っている。


心臓の激しい鼓動を感じる。


落ち着け、頼むから落ち着いてくれ、自分よ・・・

4 件のコメント:

世間研究家 さんのコメント...

運良く(?)、辞めてほしくなかった人が会社を去った事でポジションが空き、なんとか会社に残れている。だが、経験もないし、会社・職場の状況もボロボロ。会社を辞めた人も大変だが、残った我々も大変。抑うつ状態が半年以上続いている。正直、人生が辛い。

世間研究家 さんのコメント...

まだ会社に残れている。だが、職場の雰囲気は相変わらず良くない。皆が不安を感じている状況下、転職する気力もなく、毎日その日その日を過ごしている状態。

精神衛生上良くないが、どうすることも出来ない。経験上、こういう毎日がずっと続くことはあり得ない。その時まで、じっと耐える。

泰葉さんと松居一代さんの暴走を見て、腹が立ちつつも少しだけ羨ましいと感じてしまう自分がいる。

自分のエゴのために家族を犠牲にして暴走し、その罪に無自覚の二人、さらにそれを煽る無責任な世間に対して、嫌悪感を通り越して絶望に近い思いを持つ。

何でもいい。多分誰かのためになる、ささやかでもいいから夢中になれるような、やりがいのある仕事に私は飢えている。サラリーマン生活残り約20年、そろそろ忍耐の限界が近いかもしれない。でも私には養わねばならない家族と、いずれ面倒を見なければならない老いていく母がいる。

真面目に考えすぎると鬱が悪化する。考えない練習が必要だ。

世間研究家 さんのコメント...

8月になった。一時期会社都合退職の通知をされたが、ポジションに空きが出て、恥も外聞もなく会社に残っている私。

零細企業なので甘くない。職場の人全員が厳しいストレス環境下で働いている。ピリピリした職場の雰囲気、いつ大問題が起こってもおかしくない状況。あちこちに埋まっている地雷。

毎日仕事をこなすのがやっと。でも辞めるわけにはいかない。プライドを捨て、なんとかあと20年働きたい。職場の状況を見る限りそれは極めて難しいし、またいつ本題のような状態に追い込まれるかもしれないんだが。

生きるために働かなきゃ。

世間研究家 さんのコメント...

半年ちょっと退職を先延ばしできたが、結果としては遺憾ながら退職する事になった。原因や理由を考えすぎると暗い気持ちになる。自分の非を探しても仕方ないし、外部に責任を探しても仕方がない。そんな時間があるなら、新しい仕事を探す事や、何かの勉強に時間を費やした方がいい。

とは言え、43歳という年齢を考えると、現実的には条件のいい再就職は相当厳しい。収入が下がる事、入社した後、相当の努力と苦心をしなければならない事は覚悟。でも前向きに。

自分にとって正直きつい環境での責任と仕事だった前の会社にしがみつく辛さも間違いなくあった。

今月末での退職が決まった今は新しい会社が見つかるのかという不安と、時間には余裕がある中、いったい今何をすれば良いのか分からない不安。不安の種類は違うが、どんな時でも前向きで、今やるべき事を集中してやるのが結果としては一番いい方法。

分かってはいてもそれが難しい、という頭でっかちの言い訳からは流石にそろそろ卒業しなければ。ずっと最愛の妻からアドバイス受けてるんだから、父親として、夫としてしっかりしなければ。