2016年11月24日木曜日

(234) 河本さんの親族の生活保護受給問題

(219)パラサイト中年とも関連した話題。
 
マスコミ等で、河本さんのお母さんの生活保護受給の問題が取り上げられている。
この問題が大きくなるきっかけが、「女性セブン」の記事だったというのも、感慨深いものがある。
男性が主な講読者層の雑誌では、「そんなの、家族の問題だから、どーでもいいじゃん」
と無意識に考えるので、気にもしなかっただろうな、と思う。
 
「すべらない話」で、河本さんの鉄板ネタは「おかん」の話だったと思う。
「犬のタロ吉」の話、俺は大好きなんだが、この話を「面白く」話せる所まで、
河本さんが幼いころから、家族と一緒に笑えないような貧乏による苦労を、
必死の努力で乗り越えて来られた事を考えた時、これから、
河本さんも、お母さんも、世間の冷たい視線に屈することなく、
堂々と幸せに生きて行って欲しいと心から願わざるを得ない。
 
参考 : 河本さんの、犬のタロ吉の話
 
片山さつき議員のブログで、問題の重要性を真剣に指摘されたとの話も聞いたが、
これも、俺の仮説、「日本の世代間格差の本質は家族間格差」という説を、裏付けているような気がする。
片山さつきさん(Wikipedia)
 
予想通り(?)片山さつきさんは、生まれも育ちもブルジョワ階級の人だ。
本人、悪気はないんだろうが、どうしても今回のブログで、
河本さんの事を真剣に問題にした姿から俺が受けた印象は、
「パンが食べられないならケーキを食べればいいのに」と言う、
フランスの女王様(マリーアントワネット?)の言葉だ。
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マリー・アントワネット(Wikipedia)
・・・「パンがなければ・・・」の発言がこの人によるものだと言うのは「捏造」だったそうだ。今初めて知った。
歴史というのは、勝者によって「作り変えられる」。そういうものなんだな。
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話を戻して、日本では、隠された構造として、「家族間格差」(良い家系、良くない家系)が、
かなり前からずっと存在している気がする。
結婚の時なんかは、未だにそれが如実に表れているんじゃないだろうか?
 
つまり、
片山さんに象徴される「ブルジョワ側」から、
河本さんに象徴される「成金」に対しての、潜在的な「引きずり降ろそう」という力学が
働いているような気がして仕方がない。
 
ホリエモンの件も、実は、正体はこれじゃないかと、俺は個人的に考えている。
 
しかし、片山さんのある種の「可愛さ」は、自分の名前を正々堂々と出している所。
ホリエモンの時は、俺が知る限り、引きずり降ろそうとした側の「象徴」みたいな人は、
誰も現れなかった。つまり、「ブルジョワの総意」が、「匿名の世間」という形で世論、
政府、裁判所(?)みたいな所にも影響を及ぼし、
ホリエモンは明らかに、やった事以上の、「道義的責任」みたいなものを取らされた。
で、実際に今、収監されている。
 
この「世間」の力には、俺は半端なく恐怖心を感じる。
もしかすると、皆、気付かずにいるように思える事が、また恐怖心を増幅させる。
 
河本さんの件なら、「すべらない話に出て来る、おかんじゃ、しゃーないやろ」と、
笑い飛ばしてしまうような世論が今の時点で、マスコミ等で封印されている様子である事も、
また怖い。(落ち着けば、いずれは出て来るだろうが)
 
事実上、言論封殺チックな雰囲気を感じるのは俺だけか?
 
片山さつきさん然り、女性セブン然りだが、やっぱり俺、「女性」には怖いものを感じる。
感情的な脳が発達し過ぎていて、「嫉妬心」みたいなものが、実は強すぎるんじゃないか?
男は案外その辺鈍感だからこそ、救われている部分がある気がする。
 
ま、日本の世間システムの凄い所は、この一方向に振れた後、
必ずと言っていい程、逆方向への揺り戻しが起こる事だ。
 
河本さんは、「謝罪」という観点に立った時、おそらく非の打ちどころのない会見をしたから、
これからは逆に、河本さんを擁護する方向に、揺り戻しが起こる予感がする。
 
・・・片山さつきさん、大丈夫かな?
逆に、片山さんへのバッシングが起きるんじゃないか?
俺の考えすぎかもしれないけど。

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