2016年11月24日木曜日

(229) キャンプでのたき火

週末、家族4人で、1泊2日でレンタカー借りて、オートキャンプに行って来た。
そこで、まきを使って、「たき火」をやっていて、ふと考えた。
 
人間は古来から、「まき割り」をして、それを燃やすという事をやってきたはずだ。
たき火から、学べる事、たくさんあるんではなかろうか?
 
まきを使った「たき火」って、人間を思い起こさせる。
「火」は「人間の活動」みたいなイメージだ。
 
(最初の段階)
最初は、「着火剤」或いは「種火」がないと、火はつかない。
最初は、結構火って繊細で、風から種火をそっと守ってやらないと、火が消えてしまう。
 
(初期段階)
種火が安定してきても、まき全体に火がつくまでには、手助けが必要。
「軽く丸めた新聞紙」なんかを、組んだまきの下の方に入れたりして、
火を大きくする。
 
(中期段階)
多くのまきに火が一旦つけば、放っておいても火はどんどん大きく、元気になる。
若い時のエネルギーを思い起こさせる。
 
(後期段階)
まきが炭に近付いていくと、組んでいた、まきは崩れる。
時にウチワとかであおいで空気を送ったりして、元気がなくなって来た火を手助けする。
赤と黒が混じった木炭を一か所に集めたりして、木炭同士で助け合わせる。
40歳前後になってきて、自分だけじゃ熱く燃える事が少なくなり、
「うちわであおがれたり」
「気の合う仲間どうして集まったり」
しないと、熱い気持ちになりにくくなってきた、自分を思い起こしてしまった。
 
(終期段階)
黒い部分が白くなり、めらめらと燃える炎はなくなる。
でも、うちわであおげば、まだ赤く燃える。
世の中に貢献する仕事さえ与えられれば、まだまだいい仕事ができる、
年配の人達の事を思い起こさせる。
 
(最後)
上手に燃やせば、最後は炭は全部、灰になって燃え尽きる。
白い灰は、軽く吹くだけで飛んでいく。
人間も死んだら火葬場で最後はそうなる。
人間の場合、骨だけは残るけど。
 
そう考えると、「色」に対して、人間が持つイメージも重なって来る気がする。
「赤」は燃える炎のように、エネルギー溢れるイメージ。
「白」は灰のイメージ。
「黒」は炭のイメージ。
 
同じ汚れでも、
「炭・ススがべったりついて真っ黒」なのと、
「灰をかぶって真っ白」では、感じるイメージが違う気がする。
 
前者の汚れは若いイメージ、後者は年寄りのイメージ。
黒い炭は、「上手に酸素と反応させれば燃やせた」のに対して、
白い灰は、「上手に、無駄なく酸素と反応させられたから白い灰だけになった」
 
もったいない事をしないように、
「まきは極力無駄なく、完全に燃やし切りたい」と考えて、
たき火をすれば、理想的には、最後残るのは白い灰だけになるはずだ。
 
また、浅田次郎さんの小説に頻繁に出て来る「くすぶり」という言葉も、
炭がくすぶっている状態が語源のはずだ。
本当は燃えて熱く生きて、社会で認められたいのに、悶々としている40前後の男達(?)、
「天国への100マイル」の主人公なんか、その典型だと思うが、
あの小説を読んで俺が激しく感動したのは、「くすぶる」時期も、人間必要なんだよな~、
「母への愛情」「母は強し」って、本当にそうだよな~、
みたいにシミジミ感じたからだろう。
 
さらに、たき火をする時のポイントとして、「空気道の確保」がある。
まきをぎっしり詰め過ぎたり、木炭を一か所に固め過ぎると、空気が通らないので、上手に燃えてくれない。
人間のチームを考えた時、皆が近寄りすぎてもギスギスするし、遠くなりすぎてもチームとして協力できない、
「空気道が通るくらいの距離感を上手に保つ」というイメージで
人間関係を作った方がうまくいく気がするんだが、そのイメージとも重なった気がする。
夫婦、親子なんかも、もしかするとそうかもしれない。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉の通り、近づき過ぎると「共依存」になってしまい、
お互いのためにならない。
俺自身を振り返ってもそうだが、18歳の時、親元を離れて、
危なっかしいながらも一人暮らしをして自分一人になった事は、とても重要だった気がする。
 
たき火をする時、
まきも炭も、燃えていく過程でそれ自身の形、大きさを変えていくので、
常に状況に応じて最適な全体的な状態を維持するよう、火の番をする必要がある。
人間も、常に変化し続けているので、いつまでも若くないし、
実際には、若い人と年寄りとが混ざり合って、「火をずっと燃やし続けていく」というのが、
例えば日本の繁栄を維持しようとした場合なんかに持った方がいいイメージだと思う。
 
首都圏に住み、自然の少ない環境下にいると、どうも、人間が元々持っている、
「本能」みたいなものが鈍って行くような気がして仕方がない。
 
家族で大自然の中でキャンプをすると、子供達の目が明らかに輝きを増し、
ゲームとは比べ物にならないスピードで、子供達が脳と体を成長させるような気がする。
 
今後も、最低年に1回は、レンタカー借りて、家族でキャンプに行こうと思う。

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