2016年11月22日火曜日

(202) 5番目に尊敬する人-蜷川幸雄さん

日経の私の履歴書の蜷川幸雄さんのシリーズがおわった。最終回の言葉、しびれまくった。
 
「家には人を呼ばない。芸能人で我が家を訪ねた人はほとんどいない。親しくなりすぎると、関係がフェアでなくなるからだ。
「70代にさしかかって『パンクじじいになる』と放言した。若いころ影響を受けた芸術家たちが年をとって、人生への諦観とか、小さな物語を表現しているのを見ると、どうしても裏切られた気持ちになる。」
「自分の行く道は現代を疾走する演劇だ。この連載の間も、ぼくは劇場に通って稽古をしている。これまでの自分を壊し、まだ見ぬ夢の劇場へ向かって、瓦礫の荒野を駆けていきたい。夢の劇場でお会いしましょう」
 
蜷川幸雄さんが、俺が人生で5番目に尊敬する人になった。
一度、蜷川さんの舞台も是非見に行ってみたい。
 
2012年5月1日時点で、尊敬する人
1位 : 釈迦(心の師)
2位 : 養老孟司先生(知の師)
3位 : 米原万里さん(日本語の師)
4位 : デーブ・スペクターさん(多国文化理解の師)
5位 : 蜷川幸雄さん(生き方、人間関係の考え方の師)
 
この順位は、当面変える気がしない。
・・・新たな偉人との出会いがあれば話は別だが。
 
日経の「私の履歴書」、次は、「いらっしゃーい」で有名な、落語家の桂三枝さん。これも面白そう。
今朝、初回を読んできたが、母子家庭で一人っ子で育ったそうだ。
幼少期は(悪い意味で)「笑われる」という環境に育たれたというのが、意外だった。
今の三枝さんのキャラに至るまで、どのような紆余曲折を経て来られたのか、興味深々だ。

1 件のコメント:

世間研究家 さんのコメント...

あ、尊敬する人第4位が蜷川幸雄さんになった。デーブさんは申し訳ないが第6位に転落。