あかん、友だちのくれたコメントのせいで、「西川きよし師匠」が頭から離れへん。
西川きよし師匠
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(エピソード・伝説)
①吉本興業主催のお笑いイベントで出演者紹介を行い、池乃めだかや島木譲二と言った面々が各々の持ちギャグを披露しながら次々に入場した。その会場の歓声と共にテンションが上がり、ぼんちおさむの紹介の際に「おさむちゃんでーす!」と先におさむの持ちギャグを言ってしまった。
②ジャンケンに負けた事がない
③きよし師匠が一家団欒しながら「いろいろ苦労したが、大好きな家族とこうして豊かな食卓を囲めるようになった」ことをしみじみ感じ、「シアワセやなァ」と涙を流した。それを見た息子が台所で料理をするヘレンのもとへ行き、「お母さん、お父さんが『シアワセや』言うて泣いてんで」と報告したところ、ヘレンもまな板で野菜を切りながら「私もシアワセやー」と号泣していたという。
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・・・おもろすぎるやろ。
大阪人のお笑い文化は、凄い。
でも、これは残念ながら、多分そのままではグローバル化でけへん。
前に、テレビでやってたけど、芸人の渡辺直美さんが太い眉毛書いて鉄棒から落っこちる姿を見て、
北欧の人は「too much」(やり過ぎ)って感想をもらしてた。
笑いって、結構奥深くて、渡辺直美さんが「笑われる事を理解して」ネタとしてやっている事を見る側が理解してないと、「笑い」には繋がらない。特に、「女性に対しての差別はダメ」という意識が強い北欧の人には、「からかうのは悪趣味という嫌悪感」の方が先に来てしまうんだろう。
イギリスの場合なんかは、「風刺」というか、「皮肉をこめた笑い」が受けるらしい。政治的な事も含め、いろいろ真面目に考えるBBCに象徴されるように、「まじめに理屈で考えるのが好きな人達」向けの笑い。
アメリカ人の場合は、「解りやすい笑い」「アメリカンジョーク」っぽいのが受ける気がする。デーブスペクターさんのダジャレのイメージかな。「難しい事は考え過ぎず、前向きで楽観的な人達」向けの笑い。
外国との比較で「笑い」を考えると、日本の芸人は、圧倒的に「打たれ強く」「いじめへの耐性」を持っている気がする。出川哲郎さん然り、南海キャンディーズの山ちゃん然り。ダチョウ倶楽部の上島竜平さん然り。これを面白いと思うという事は、視聴者である日本人は、海外との比較では、「いじめへの耐性」が強いんだろうな。
多分、これらの芸人さんの姿を、そのまま海外で放映しても、全然受けないどころか、「なんでこんな可哀そうな事するのか!」と怒りの気持ち、或いは、「いじめられている芸人さんが可哀そう」という「哀しみ」の気持ちを、海外の人に抱かせてしまう気がする。
以前、下記リンクのブログ記事で、
怒・哀・喜・楽という感情表出の順番について書いたが、「怒」と「哀」のステージを精神的に超えて初めて、「喜」(笑い)が生じる。そういう意味に於いて、日本人は、「いじめ」「いじる」みたいな現象に関して、日常的に、精神的な場数を踏んで乗り越えている人が多い、ある意味ではタフな国民だ。
ちなみに、上島竜平さん(ダチョウ倶楽部)の
「私がやります」
「いやいや私が」
・・・手を上げる竜平さん
「どうぞどうぞ」 x 2
のお約束ネタは、日本人の「世間」或いは、「空気に弱い日本人」そのものを皮肉っている。
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