2016年11月21日月曜日

(156) 愛と恋

日本語にあって英語にないシリーズ。
(ちなみに、これは、今朝発見して、俺としては結構な大発見だった)
 
「愛」と「恋」
 
5万円以上出して、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った、
電子辞典に入っている、和英辞典で調べてみたところ、
「愛」も「恋」も、基本的には、両方とも「love」だった。
 
ちょっと、センチメンタルな気持ちになるが、楽しいので、許してもらおう。
小学校低学年くらいの時の「初恋」・・・
あまり恋愛経験は豊富じゃないが、アラフォーの俺自身の過去の「恋」・・・
結婚9年目となる妻と出会った当時の「恋」・・・
そして今は妻と子供達への「愛」・・・
・・・俺、このまま男として枯れたくないな、「恋」してみたら楽しいかな・・・でもそれはまずいよな・・・・
 
という風に、我々日本人は、「恋」と「愛」という概念を使い分けている。
 
しかし、英語にはその言葉がないんだから、
おそらく、アメリカ人の英語脳の中では、
「恋」が「愛」に変わると言う概念、そのものが存在しない。
 
漢字の輸入元である、中国の人がどうなのかも気になった。
 
証拠はないし、あまり中国人には深い友達がいないので解らないが、
おそらく、ネット情報等で調べる限り、中国の人には、
「結婚したら、恋が愛に変わるよね」
という概念は、多分通じないと思う。
 
つまり、「夫婦愛」・「家族愛」という概念・言葉自体が、
おそらく、戦後の高度経済成長期、日本人の中流層が増えた時代に、
テレビで「サザエさん」を見たりしながら、日本人が魂を込めて作り上げてきた言葉だと思う。
 
この意味で、我々日本人が使っている、
「恋」「愛」という漢字に込められる意味は、
オリジナル輸入元である中国よりも、多分先に進んでいる。
 
同時に、我々日本人は、グローバル化の悪影響(エゴイズムの浸食)によって、
「恋は愛に変わる。それでいいんだ」「恋は盲目」
等の言葉が示してくれているような、
オトナの日本人の精神性を、忘れてはいけないよな、と思う。
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4/14追記。高校生男子の方の視点でのコメントのおかげで、面白いことになってきました。
ご興味がある方、特に私よりも年上の、酸いも甘いも経験された方のコメント、
お待ちしております。
弊ブログの、以下の記事もご参照ください(^_^)

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