英語にあって、日本語にない言葉シリーズ。
Speed :
(動作・行動などの)速い事、速度、スピード
Agility :
敏捷さ、敏活、軽快、すばやさ、(頭の)機敏さ、鋭敏さ
とある人から昨日聞いたのだが、ある外資系企業のトップの人が、
『日本人には「Speed」はあるが「Agility」がない』
と言ったらしい。
これは非常に鋭い指摘だと思う。
SpeedとAgilityについて、どういう違いがあるか調べてみたら、
スポーツの世界で結構使われ始めているらしい。これも面白い。
イメージするために、簡単に言うと、50m走の
最初のスタートダッシュの速さが「Agility」
途中からゴールまでの最高速度が「Speed」だ。
現代のような極めて外部環境の変化が早い状況下では、
「Agility」があるかどうかが、勝負の決め手になると思う。
多分、アメリカ人に比べ、日本人に「Agility」がないのは、
「空気を読み過ぎ」てしまい、
周りの人の合意を取ってから先に進もうとするからだろう。
今の日本の閉塞感を打破するカギは、
「空気なんて読まず、自分の信念に基づいて行動し、
周りの人の合意は後から着いて来る」
と信じ込んで、つべこべ言わずに、自分がまず行動する、
そういう人の数を、日本中で増やしていく事だと思う。
・・・心配しなくても、日本語が絶滅しない限り、
「日本人が空気を読む」という性格傾向は変わらないだろうから、
普通の日本人は、「空気を読まないよう努力する」と独り言を言ってみるだけで、
多分、今日から、自分の周囲に漂っている閉塞感を減らしていけるはずだ。
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