2016年11月18日金曜日

(103) 地震、雷、火事、オヤジ

地震、雷、火事、オヤジ、
昭和世代の俺は良く聞いた言葉なんだが、もしかすると、
平成生まれの今の若者達にとっては死語かもしれない。
 
 
おそらく、かなり古くから伝わっている、「怖いもの」だ。
今の現代人の我々に当てはめてみると、いろいろ考えさせられる。
 
1.地震
これについては、2011年3月11日の東日本大震災の事を思えば、説明は不要だろう。
昔の日本人にとっても、今の日本人にとっても、「地震」は恐ろしいものだ。
 
2.雷
これについては、今でも、ゴルフ場等で雷に打たれて亡くなられる方がいたり、
部屋の中にいても、激しい稲光と轟音を聞くと、怖い思いをする人も多いだろう。
しかし、おそらく昔に比べれば、雷が我々の生命を脅かすという度合いは、
弱まっていると思われる。
 
3.火事
日本の古来からの建築の特徴の一つは「木造建築」だと思う。
イギリスのストーンヘンジ、ローマのコロッセオや、中国の万里の長城、エジプトのピラミッドなど、
古代から世界では「石」の建築物が当然だったのに対して、
何故か、日本では有名な「石」の建築物が思い浮かばない。
おそらくこれは、日本が地震国であった事と関連している。
東京スカイツリーの建築が、五重塔の『心柱』の原理を使って作られているというのを何かで聞いた事がある。
木造建築である、五重塔が、地震による倒壊をしていないのが象徴的だが、
おそらく、「石」よりも「木」の方が、地震に対しての耐性がある。
ところが、「木」の弱点は「火」だ。
江戸の町で「火消し」が重要な機能を担った事で推定される通り、
おそらく、火事は、昔から日本の木造建築を悩ませ続けていた。
現代の我々の身の回りを見れば、高層マンションや、鉄筋コンクリートのビルなど、
昭和の時代に入ってから耐震性を確保しつつ、「木」から「石(的なもの)」へと変わってきている。
それと同時に、火事は、おそらく江戸時代に比べると、我々にとって「怖い度合い」が減ってきている。
 
4.オヤジ
これだ、俺にとって一番重要な問題は。
昭和を代表する3人の偉大な父親として、以下の3人が浮かんだ。
 
(1)磯野波平さん
(2)星一徹さん
(3)バカボンのパパ
 
まず、(1)磯野波平さんについて
「威厳のあるオヤジ」として、非の打ちどころがない。
奥さんのフネさんと、時々夫婦2人でお芝居を見に行ったりしていて、奥さんとの関係も良好。
義理の息子のマスオさんとも、たまに帰りに赤ちょうちん屋で一杯やって帰るような、
素晴らしい関係を構築。
息子のカツオ君、ワカメちゃんには尊敬されており、孫のタラちゃんにも、おじいちゃんとして慕われている。
・・・ちょっと話がそれるが、
多分、磯野家&フグ田家には、自家用車がない。
多分、俺と同じように、駅まで徒歩で15分くらいの住宅地に住んでいて、電車通勤。
うらやましいのは、赤ちょうちん屋に頻繁に寄って、酒飲んで帰るだけの小遣いがある事。
俺の場合、昼飯代込3万5千円/月の小遣いでは、「赤ちょうちん屋で、一杯飲んで帰る」事ができない。
昭和のお父さん達の事を、羨ましいと思う。
・・・さらに話がそれるが、
トヨタがもし、磯野波平さん&フネさんがプリウスに乗り、
フグ田マスオさんが、VOXYのようなワンボックスカーを買って、
家族で楽しく車に乗って遊びに行くようなCMを作る事ができたら、
もしかすると日本での車の販売台数が激増するかもしれないと思う。
俺のような貧乏人から、「サザエさんのイメージを壊すな」
「俺達庶民のあこがれの磯野家&フグ田家は、車を持たず、つつましやかな生活をしていても、
あんなに幸せでいられるんだ!」と多分苦情の電話が多数かかってくるだろうが。
 
続いて、(2)星一徹さん
息子の飛雄馬を野球選手に育て上げる時の厳しさ、見習いたい部分がある。
しかし、ちゃぶ台をひっくり返すのはやめた方がいい。
多分、奥さんと娘さんは、片付けるのが大変だったと思う。
 
そして最後に、俺を激しく悩ませるオヤジが、(3)バカボンのパパである。
どう考えても威厳は感じられない。
しかし・・・である。
おそらく、長男のバカボンはともかく、次男ハジメは、将来大成するだろう。
バカボンも、多分、オヤジを反面教師にして、結構立派な大人になる気がする。
美人の奥さんは、バカボンのパパの事を多分結構愛している。
20年~30年後の事を想像すると、多分、奥さんには献身的に介護してもらえ、
ハジメが陰でリーダー役になりつつ、バカボンとハジメとの間での遺産分割も円満に進むだろう。
俺が、【(83) 世代間格差問題と「イケメン税」】で指摘したように、
磯野家で、20~30年後に相続問題が起こる危険性があるのと、実に好対照だ。
こう考えると、「オヤジ」として、ある意味理想的な人生を歩んでいるのが、
「バカボンのパパ」なのかもしれない。
 
俺が目指すオヤジは、この3人の誰だろうか?
まず、(2)星一徹さんは、ちょっと違う。
普通に考えたら、(1)磯野波平さんだ。
しかし・・・(3)バカボンのパパが、俺を呼んでいる。
 
バカボンのパパのこんな声が聞こえる。
「これでいいのだ」
アニメの最後の歌の、こんなフレーズも頭に浮かぶ。
「~元祖天才バカボンの、パパだから、パパなのだ~」
す、すごい、ロジカルに突っ込みを入れようにも、隙が全くない。
 
俺が目指すべきオヤジ像は、「バカボンのパパ」なのか?
とりあえず今日から、しばらく鼻毛を切るのを、やめてみようと思う。

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