2017年7月5日水曜日

(462) ウチとソトが解らない人達(泰葉さん、松居一代さん)

泰葉さんと松居一代さんのブログでの発言がワイドショーや世間を賑わしている。

二人ともテレビや芸能界で活躍された方達であり、才能はある方達なんだろうと思う。

しかし、ブログや報道を見る限り、多くの一般人にとっては理解しがたい、どこか重要なネジが一本外れてしまっているような、そんな印象を受ける。

個人的な解釈だが、おそらくお二人に共通しているのは、
「自分の家族のウチとソト」を分けられない、もしくは分けるという感覚自体を持っておられない
のではないかと思う。

 
私はこの、「自分の家族のウチとソト」を分けるというのは、多くの日本人が当たり前に持っている、かつては至極当たり前だった、一般常識だと考えている。

家族のウチの問題(不倫やら、親子や親戚の間での問題とか、家庭内で処理できる範囲内の暴力、パワハラ的な事)は、可能な限り家族内での解決を目指す。もしどうしても解決が不可能な状態に陥ってしまったら、不運ながら家族を解体するしかないけれども、たとえ解体した後も、家庭内の問題は必要以上にソトには出さない方がいい、そういう感覚がある。

家族内でどうしても問題解消できない場合、家族のソトに情報が流れる。その時に出る言葉が、「世間をお騒がせして申し訳ありません」。海老名家の林家正蔵さんや、今なら船越英一郎さんの口から出るであろう言葉。

【世間】という単語は、【家族】という単語の対義語(補完語)であり、家族のウチとソトをはっきり分ける人にとっては、理解しやすい言葉ではないかと思う。

しかし、泰葉さんや松居一代さんのようなタイプの方達は、おそらくその境目が崩壊している、もしくは元々その境目の認識自体、全く持ち合わせていないのではないだろうか、そう感じる。

根本的にそこが違うから、世間は大騒ぎしてしまう。そして炎上が止まらない。

久しぶりにブログのタイトルである、「まだ炎上で消耗してるの?」と独り言をこぼしたくなる状況だ。

見なきゃいい、スルーすればいいんだけど、つい目に入ってしまう。やれやれ。

参考記事 (345) 世間知らず = 家族知らず
https://michitenji.blogspot.jp/2016/11/345.html

1 件のコメント:

世間研究家 さんのコメント...

朝時間があったので、松居一代さんのYouTubeをつい見てしまった。さすが女優さん、引き込まれる。

(彼女の目から見ると)女性セブンは船越さんの味方。世間もそれを信じている。そこで文春を味方につけて流れを変えようとしたがうまくいかず、世間に直接訴えた、という状況のようだ。

だが、率直な感想は「知らんがな」

家庭の事情には巻き込まれたくない。夫婦の問題に巻き込まないでくれ、と感じた。

おそらく、芸能人という仕事の「業(ゴウ)」みたいなものなんだろう。週刊誌やメディアに追いかけられたり、恐妻家というイメージでテレビに出ているうちに、仕事とプライベートの区別も、ネタと現実の境目も無くなってしまう。

もし芸能人という商売がなければ、もし女性誌がなければ、もし文春がなければ、もしYouTubeがなければ、世の中はまた違うんだろうが、今の現実に合わせて世間は動いている。

ああ、つい無駄に消耗してしまった。

さ、家族のために、仕事、仕事。