ガラケーからiPhoneにしてCD買わなくなった数年前から、音楽は曲単位でダウンロードするようになり、「アルバムを買う」ということ自体なくなってたんだが、ゲスの極み乙女をとっても気に入ってしまい、アルバム「魅力がすごいよ」をまとめてダウンロードした。
既に2曲くらい買ってたので、差額分払っても2000円くらい。
昔に比べると音楽がすごく安くなった。歌手や音楽関係者の人達は儲からなくて大変だろうけど。
で、昔はよくあったんだが、アルバムの中で、あまり世間で話題になっていない曲が自分のツボにはまった。
この感覚、20歳頃(20年前)イエモンのfatherとか、オフコースのロンドとか、宝物のような掘り出し物を見つけた時の感覚。
で、その曲が、アルバムの最後の曲、『bye-bye 999』
衝撃を受けた。
この方のブログが参考になった。
http://s.ameblo.jp/yoyo0616/entry-11946370414.html
宮沢賢治の銀河鉄道の夜のような、詩的な世界の歌詞と音楽とを、視覚と聴覚の境目をぶち抜いて、聞く側に心地悪さを感じさせない透明感のある声と今風のリズムと音感で調和させたような世界観。
日本人の創造力と、若い人の満ち溢れる才能に、未来への確かな希望と自信とが湧き上がってくる。
40歳の中年オヤジになった俺も頑張らねば。
あと、かつては当たり前だった『歌詞カード』の重要性を今再認識。
アルバムをスマホにダウンロードしても歌詞カードが手元にないから、曲を聴きながら歌詞を読もうとすると、一曲ずつネットで歌詞を調べてそれを読まないといけないから、非常に慌ただしい。
このアルバムも、曲の順番にきちんと意味があって、最初の2曲のラスカとデジタルモグラが今のネット社会への風刺、愚痴になっていて、そこから展開していく。
昔のCDやケースは場所を取ったし、再生用のCDウォークマンとかコンポも使わなくなったが、アルバムを楽しむなら歌詞カードはやはり欲しい。
アナログの重要性に思いがけず気付いた。
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