日経記事。
週末(3/10, 3/11)のテレビ、新聞を見て、東北と関東に、復興状況の認識に関して差があるのは
誤解を恐れずに言えば、正直申し上げて、「やむを得ない」と感じる。
その一方で、この記事で、「東海以西の数字が、関東どころか、東北よりも悪い」
というのが非常に気になる。
俺は関東(神奈川県)在住であり、昨年の帰宅難民、計画停電、物資不足、
外国人のチャーター便での帰国等の事を覚えているから、
あの頃に比べると、本当に良くなったなあ、と感じているが、
東海以西の人はどういう気持ちなのか、非常に興味がある。
俺なりに、東海以西の人の気持ちが俺達関東在住の人より沈んでいる理由を解釈すると、
「東北の人達と比べ、余りにも恵まれている自分たちに対しての後ろめたさ」なのではないか?
俺達関東在住の人間は、東北の人の労苦とは比べようもないが、
それでも、「震災の恐怖」「震災後の自分たちなりの大変さ」を実際に経験した。
だからこそ、ある意味で、東北の人の要望に対して、
「厳しい目で」見てしまう部分があるのかもしれない。
例えば、
①「東北の人達は、今現在、困っている。
何とかしなければならない。東北の子供たちを救わねば」
国は一刻も早く何とかして欲しい。
②「国が膨大な借金をしており、今俺達の現役世代がやっている事は、
俺達の子供世代全員からの搾取そのものだ。
一刻も早く、プライマリーバランスを改善し、国の借金を減らさねばならない。」
この2つの命題を、国の金を使う政治側の立場で「一刻も早く」両立させねばならない場合、
「正解」なんて見つけられるのか?
多分不可能だと思う。
土曜日に、ご自身も被災された、NHK東北のアナウンサーの方が言っていたように、
「悲しみからの回復の時間軸が、人によって違い過ぎる」
東北で、想像を絶する不幸に会われた方の中には、
1年を経過した今日の時点でも、「怒哀喜楽」の感情すら、
表に出せない人が、間違いなく多数存在している。
それに対して、俺のような神奈川県在住で、震災で家族に直接の被害を受けた人がいない人間は、
つい、「俺自身の子供の将来を何とかしなければならない」
「国の借金を何とかしなければいけない」という思いの方が、
最優先事項として頭に浮かんでしまう。
これをどうやって、日本人全体で、時間軸を少しでも合わせて行くのか?
多分、週末に多くのテレビ局が全力を挙げて行ったような、日本人全員の「絆」を強める
会話を増やし、少しでも互いの時間軸を近づけて行くような活動を増やすしかないと思う。
多分、それでも、完全に時間軸を合わせるのは不可能だ。でも、やらねばならない。
俺は、中部圏、関西圏や九州圏の人にもそれができるかと思っていたが、
もしかすると、俺達、「中途半端な震災の被害を受けた」関東圏、それも、
東京以西の人間にしか、このリーダーシップを取る事ができないかもしれない。
中部圏以西の人は、「大震災の影響を受けなかった後ろめたさ」が強すぎるのかもしれない。
東京以東の人(特に茨城県、千葉県)は、ご自分たちが未だ被災者だ。
茨城県の潮来、鹿島地域や、千葉県の浦安市、
舞浜周辺(ディズニーリゾート周辺)は、液状化が酷かった。
漁業、農業とも、東北ほどではないかもしれないが、
原発関連の風評被害の影響を今現在も受けられておられる。
しかも、東北ほどメディアで取り上げられないから、支援の手は受けられず、
国からの援助や、東電からの賠償金額もおそらく少なく、
ご自分たちで何とかしないといけない状態になっている。
東京都、埼玉県、神奈川県在住の、我々一人一人の役割は、
震災からの日本復興の観点で、結構重要なんじゃないか、
そんな事を、日経のアンケート結果を見て思った。
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