2016年11月30日水曜日

(373) セーラームーンとプリキュアの違い

我が家は息子が二人で、しかも私は一人っ子なので、女の子のアニメが良く解らない。
 
今朝、何気ない家族の会話の中で、我が妻から「お父さん、バカじゃない?(爆)」
と指摘を受けて、セーラームーンとプリキュアが全く別のアニメである事に気づいて愕然とした。
 
私が、
「女の子達が見てるプリキュアって、今も決め台詞は『天に代わってお仕置きよ!!』」なのかな?」
と聞いて、妻に言われた言葉が、上述の言葉である。
 
ネットで調べたら、「月に代わってお仕置きよ」が決め台詞だったらしい。
多分、どっかで時代劇のセリフかなんかと混ざってしまったんだろう。
 
これがきっかけで、セーラームーンとプリキュアがどう違うのか、ネットで調べたら、2ちゃんのまとめサイトかなんかで、面白い事が書いてあった。
 
「セーラームーンとプリキュアは、ドラクエとファイナルファンタジー、或いは、ガンダムとエヴァンゲリオンくらい違う」
 
この日本語の美しさ(?)に軽く感銘を受けた。
 
英訳しようとすると、この日本語の全く無駄のない美しさが浮き出てくる。2パターンで英訳してみる。(固有名詞は、全てカッコ付きで日本語を継続使用する)
 
【パターン1 : 形容詞型】
(セーラームーン) and (プリキュア) are different to the extent that (ドラクエ) and (ファイナルファンタジー) are different, or, to the extent that (ガンダム) and (エヴァンゲリオン) are different.
 
【パターン2 : 名詞型】
Difference between (セーラームーン) and (プリキュア) is at the same level as the difference between (ドラクエ) and (ファイナルファンタジー) or at the same level as the difference between (ガンダム) and (エヴァンゲリオン).
 
パターン1、パターン2とも、英語としてはセンスのない、残念な英語になってしまったが、私の能力では、これが限界だ。
 
英語の場合は、描写が客観的なので、感情が入らない。従って、日本語の方にある、味わい深さを表現するのが難しい。でも、英語の場合は論理、解釈の幅が狭いので、誤解が生じにくい。これは英語の長所でもある。
 
日本語の文章は、誰が誰に対してこの言葉を使ったかによって、いろんなドラマが想像できてしまう。
 
例 : セーラームーン大好きの人(でもプリキュアにはなじみがない人)が、その種のマンガには無頓着だけど、ゲームは大好きな相手に対して皮肉を込めて言うシーンとか。(ドラクエ、FF、ガンダム、エヴァンゲリオンの所は、他の例に変える事もできそう)
 
英語で皮肉・冗談を言うのであれば、もっと直接的に言わざるを得なくなると思う。そうしないと伝わらないから。
For me, the difference is large, but for those who don't have interest, it shouldn't be so important. Just like the difference between DQ and FF... (haha...)とか。
 
これが言語由来なのか、あるいは自分の主張・感情をはっきり言わない日本人(日本語)と、自分の考えを明確に表現するのが自然であるアメリカ人、つまり、文化の違いなのか明確な結論を出すのは難しいが、やっぱり、日本語と英語は全然違う。
 
参考記事(299)主語の省略(日本語の特徴)
 
・・・我が妻から、「お父さん、バカじゃないの(笑)」と言われて悔しくて、ついついまた面倒な事を考えてしまった。

0 件のコメント: