日本を代表するものと、欧米を代表するものを、無理やりコラボさせてみたいと思う。
まずは、日本を代表するもの、お化け番組『サザエさん』について。
私が物心ついたときからずっと、日曜18:30からこの番組は放送され続けている。昔はカツオ君(10歳)は私よりも年上だったが、いつの間にかマスオさん(32歳)を追い越し、波平さん(54歳)に近づいている。フネさん(48歳)は、40歳の時にワカメちゃん(8歳)を産んでいる。サザエさん(27歳)は見た目そう見えない。タラちゃん(3歳)は、永遠の3歳児だ。
私が物心ついたときからずっと、日曜18:30からこの番組は放送され続けている。昔はカツオ君(10歳)は私よりも年上だったが、いつの間にかマスオさん(32歳)を追い越し、波平さん(54歳)に近づいている。フネさん(48歳)は、40歳の時にワカメちゃん(8歳)を産んでいる。サザエさん(27歳)は見た目そう見えない。タラちゃん(3歳)は、永遠の3歳児だ。
このアニメ、日本ではずっと高視聴率が取れているからずっと放映されているんだろう。しかし、日本のアニメーションは、ONE PIECE、ドラゴンボールを筆頭に、海外でも大人気なのに、この「サザエさん」だけは海外の人に受け入れられたという話を聞いた事が一度もない。
一瞬、家族の話だからなのかな?と思ったんだが、「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」は、中国ではそれなりに人気があるらしい。
つまり、「サザエさん」だけは、日本人にしか受け入れられない『何か』がある可能性がある。真偽は定かではないが、こういう事を言っている人がいる。正しいかどうかの検証は難しいが、「これ、あるかもな~」と個人的には感じている。
http://www.yakubax.com/sazaesan.html
さて、ここで欧米を代表するものを呼び出してみる。
仮に、サザエさんの超ロングヒットの理由の一つが『(権力の)世代交代』だとした時、海外で絶大な人気を誇る似たような世代交代をテーマとしたコンテンツと言えば・・・
『ライオンキング』だ。
ここで、無理やりのコラボ。
ここで、無理やりのコラボ。
サザエさんの登場人物と、ライオンキングの登場人物(動物?)を、あえて並べてみる。
波平さん : ムファサ
マスオさん : スカー
(娘の夫と、実の弟で少々違うが、そこはご容赦を)
波平さん : ムファサ
マスオさん : スカー
(娘の夫と、実の弟で少々違うが、そこはご容赦を)
カツオ君 : シンバ
花沢さん : ナラ
ライオンキングは、「スカー」が悪いヤツじゃないと話が面白くない。スカーがムファサを殺害して、シンバが群れを追いやられ、失意のどん底に落とされた後『ハク~ナ、マタ~タ』とか仲間達から励まされたりしながら、『心配ないさ~』との掛け声とともに立派な青年ライオンに成長する。そして、ハイエナと結託したスカーを倒しにシンバが群れに戻ってきて、スカーを殺害する。そしてナラを自分の手に取り戻し、プライドロックの上で、自分の子供ライオンを掲げる。
これをもし、サザエさんの登場人物に置き換えたら、一挙にサザエさんが、恐ろしい話に変わってしまうが、マスオさんだって、多少なりとも心の奥底に野心は持っているはず。ずっと時の流れが止まっているが、普通ならそろそろ、家と土地をマスオさん夫婦が引き継ぐのか、或いはカツオ君が住むのか、話し合いの必要性が生じている頃だろう。
逆に、サザエさんの登場人物の方を、ライオンキングに置き換えたら、スカーが一挙に『気弱で優しい叔父さん』に変わる。そういう意味で、キーマンは『マスオさん』であり、『スカー』なんだろうと思う。
これ、まさに、アメリカ的な経営者の交代の仕方と、日本的な経営者の交代の仕方とイメージが重なる。アメリカ式は、経営者が変わると、まず前任者のやり方の否定から入る事が多い。それで成功する時もあるんだろうが、現場感覚としては、方針が大きく変わり過ぎて、振り回されるような気になる事もある。
一方で、日本の場合は前任者のやり方を踏襲する事が多い。順調な時は問題がないんだが、外部環境の変化が激しかったり、過去の負の遺産が積もってしまった場合、「サラリーマン根性の集大成」みたいな問題が起こりがち。
私の知る限り、『平和で穏やかな権力交代』を当然の事だと考えている国は結構少ないと思う。これが、サザエさんが日本だけで長い間人気である事の最大の理由じゃないだろうか?
もちろん、権力交代時、血が流れない方がいいに決まっている。その意味では、日本は世界の中でも、一番人間らしく、進んでいるのかもしれない。
しかし、マスオさんだって10代~20代の時には、実家の大阪から関東に来て一人暮らししたりして、苦労したはずだ。そうでなければ、あんなに穏やかな性格にはなれない。
カツオ君がもし年を取るとしたら、これからどうするんだろう?個人的には、思い切って海外留学するなど、是非一人暮らしをお勧めしたい。『可愛い子には旅をさせよ』
花沢さん : ナラ
ライオンキングは、「スカー」が悪いヤツじゃないと話が面白くない。スカーがムファサを殺害して、シンバが群れを追いやられ、失意のどん底に落とされた後『ハク~ナ、マタ~タ』とか仲間達から励まされたりしながら、『心配ないさ~』との掛け声とともに立派な青年ライオンに成長する。そして、ハイエナと結託したスカーを倒しにシンバが群れに戻ってきて、スカーを殺害する。そしてナラを自分の手に取り戻し、プライドロックの上で、自分の子供ライオンを掲げる。
これをもし、サザエさんの登場人物に置き換えたら、一挙にサザエさんが、恐ろしい話に変わってしまうが、マスオさんだって、多少なりとも心の奥底に野心は持っているはず。ずっと時の流れが止まっているが、普通ならそろそろ、家と土地をマスオさん夫婦が引き継ぐのか、或いはカツオ君が住むのか、話し合いの必要性が生じている頃だろう。
逆に、サザエさんの登場人物の方を、ライオンキングに置き換えたら、スカーが一挙に『気弱で優しい叔父さん』に変わる。そういう意味で、キーマンは『マスオさん』であり、『スカー』なんだろうと思う。
これ、まさに、アメリカ的な経営者の交代の仕方と、日本的な経営者の交代の仕方とイメージが重なる。アメリカ式は、経営者が変わると、まず前任者のやり方の否定から入る事が多い。それで成功する時もあるんだろうが、現場感覚としては、方針が大きく変わり過ぎて、振り回されるような気になる事もある。
一方で、日本の場合は前任者のやり方を踏襲する事が多い。順調な時は問題がないんだが、外部環境の変化が激しかったり、過去の負の遺産が積もってしまった場合、「サラリーマン根性の集大成」みたいな問題が起こりがち。
私の知る限り、『平和で穏やかな権力交代』を当然の事だと考えている国は結構少ないと思う。これが、サザエさんが日本だけで長い間人気である事の最大の理由じゃないだろうか?
もちろん、権力交代時、血が流れない方がいいに決まっている。その意味では、日本は世界の中でも、一番人間らしく、進んでいるのかもしれない。
しかし、マスオさんだって10代~20代の時には、実家の大阪から関東に来て一人暮らししたりして、苦労したはずだ。そうでなければ、あんなに穏やかな性格にはなれない。
カツオ君がもし年を取るとしたら、これからどうするんだろう?個人的には、思い切って海外留学するなど、是非一人暮らしをお勧めしたい。『可愛い子には旅をさせよ』
それで30歳くらいになって、カツオ君が一人暮らしから帰る年齢になった時、姉夫婦であるマスオさん&サザエさんと、家やお墓、波平さんやフネさんの介護をどうするか、じっくり話し合えばいい。
その時には、もしかすると、立派でたくましい青年ライオンになったカツオ君を、花沢さんとかおりちゃんで奪い合う三角関係が生じるかもしれない。でも、それは仕方ない事だ。少なくとも、マスオさんとカツオ君のオス同士の戦いよりも、女性同士の喧嘩の方が血は流れにくいと思う。
カツオ君はどっちの女性を選ぶのかなー?
カツオ君はどっちの女性を選ぶのかなー?
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