2016年11月29日火曜日

(309) お前の中に生きている(ライオンキング)

2013/10/8 劇団四季HP(ライオンキング)画像追加
***********************************************************
イメージ 1
 
私の知る限り、相当マニアックなカラオケじゃないと入っていないと思うんだが、
 
ライオンキング(by 劇団四季)の
『お前の中に生きている』
オリジナルの英語 : "He Lives In You"
 
 
この歌、一人の男として、すごく心に突き刺さるものがある。
 
父と息子の関係は、こういう面が多分にあると思う。
 
私は、私の父や(既に他界した)祖父を、(私自身の心の中で)力強い存在にし続けたい。もちろん、父も祖父も完璧な人間じゃないので、いろいろ問題がある事は十分承知だが、私の記憶の中では、無意識に良い所だけを残そうと、意図的な記憶改ざん(?)を継続しているような気がする。
 
同時に小学校と幼稚園に通う2人の息子の父である自分自身、たとえ私自身が将来老いて、ボケたとしても2人の息子たちの前では、いつまでも力強い存在であり続けたいと思う。息子達にだけは、カッコ悪い自分の姿を見せたくない。
 
ついこの間、マンガ喫茶で久しぶりに読んだ、『お~い竜馬!』の竜馬と父の別れのシーンに心を打たれた記憶があるが、まさにその事を、竜馬自身も、病魔に侵された竜馬の父も理解している事が伝わってきたから、私の心に刺さったんだと思う。
 
レンタルして見た映画、『プリンセストヨトミ』も、題名から想像するのとは全く違い、テーマはまさにこの「父と息子」の関係だった。
 
これはもしかすると、人類共通の感覚、いや、全ての動物のオス、特有の感覚なのかもしれない。
 
さすがに、動物には、こういう父と息子の別れみたいなドラマはないかもしれないが、『命は巡る~』(by 劇団四季 ライオンキング)事が宿命である生き物は、おそらく、いろんな環境に適応し続け、種族を守り続けるために、オスはお互いに戦い、競い合い、勝者だけに自分の遺伝子を残す資格が与えられるという宿命から完全に逃れる事は難しいと思う。
 
人間は過去の歴史の失敗と、知恵によって、ある程度の所まで、悲惨極まる戦いの悲しみを減らすことに成功したんだろうが、度が過ぎる所まで子孫、特に大勢の男の子達を甘やかすと、種族としてダメになり、環境変化に適応できなくなり、種族として絶滅する方向に向かってしまう気がする。
 
・・・あんまり大きな声では言えないが、(悪気はないんだろうが、結果として)裕福な老人達ほど、自分自身の子孫だけが有利になるように財産・権力を相続できる仕組みになってしまっている今の日本人、このままだと100~200年後くらい(?)にはトキ・ニホンカワウソ・ニホンオオカミのような、絶滅危惧種/絶滅指定動物になってしまうんじゃないだろうか?、などと、考えても仕方ない事を考えたりしている。
 
家族間格差/一族間格差/家系間格差反対!!

0 件のコメント: