2016年11月22日火曜日

(197) 去る者追わず、来るもの拒まず

去るものは追わず来るものは拒まず。
有名なことわざだ。
 
今初めて知ったが、孔子先生のお弟子さん、孟子の言葉だそうだ。
素晴らしい先人達の言葉は時代を超えて、今も変わらず、新鮮な感動を我々に与えてくれる。
 
温故知新。大切な言葉だ。
本をもっと読みたくなった。日本人でよかった。
こんなに本が簡単に買えて、簡単に読めて、しかもネットでも簡単に調べられる国は、
世界中探しても日本しかない。
これは、外資系企業に勤めて12年の経験上、絶対に間違いない。
 
日本人なのに、本を読まない人は、物凄く「もったいない」事をしている。
スポーツ新聞やマンガ、エロ系の週刊誌でもいい。
あんまりスマホとか、モバゲー、GREEとかのゲーム、写真が多いFacebookとかにハマりすぎず、
会社や学校の往復の電車の中とかで時間があるなら、活字を読んだ方が良い、と
往復の電車の中で、周りの人を見て思う事が多い。
その際は、「縦書き」で書かれたものを読む事を強くお勧めする。
 
「横書き」のものを読み過ぎると、「黙読」「速読」があまり上達しないと思う。
写真ばっかり見てると、「文字」を読んで、想像する力が衰えていく恐れがある。
・・・老婆心ながら。
 
父親としても、息子達にも読書の習慣をつけさせねばならないと、強く感じている。
英語が聞き取れる耳を鍛えるため、早い時期に英語は習わせたいが、基本は日本語脳になってもらう。
「日本語の読書の習慣をつけさせる事」、一人の日本人の父親として、ものすごく重要だと思っている。
これを私のような親が、子供が小さい時から強く心掛けないと、日本人は、将来、多分バカになってしまう。
 
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「去るものは追わず来るものは拒まず」のことわざ、
上記リンクからそのままコピー。
 

読み(ひらがな)

さるものは おわず きたるものは こばまず。


意味

自分のところを去りたい人を引き止めるようなことはしないし、自分のところを信じてやって来る人は、すべて受け入れるということ。


解説

自分を信じることができなくて去って行こうとしている人を引き止めない、又、自分のことを信じて頼ってくる人は、どんな人でも受け入れる。という心の広さを言ったことわざのようです。自分のこだわりを捨て、他人の意志を大切にするという意味があるようで、孟子自身が弟子を取る時に決めたやり方の1つだったようです。「去る者」を「往く者(ゆくもの)」とする言い方もあるようです。また、過ぎ去ったことを、くよくよ考えるよりも、今ここに与えられたものを大切にしたほうがよい、という意味もあるように感じます。


重要語の意味

去る者=その場所を離れていく人。  追わず=追わない。引き止めない。  引き止める=「ひきとめる」と読み、他人の行動をやめさせる。  来る者=その場所に近づいてくる人。  拒まず=「こばまず」と読み、拒まない。応じる。受け入れる。  意志=「いし」と読み、こころざし。考えたすえに決めた希望。  孟子=「もうし」と読み、中国戦国時代の思想家。孔子の教えを大切にし、性善説を説いた人。[紀元前372-289]。 


いわれ(歴史)と重要度

孟子・尽心(じんしん)下。  「春秋」の注釈書、公羊伝(こうようでん)。    重要度=☆☆☆

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