2016年11月22日火曜日

(196) ルシファー

妄想ついでに。
 
ルシファー
 
俺は敬虔な仏教徒なので良く解らないが、
キリスト教の中で、
ルシファー = サタン(悪魔)
ルシファー = イエス・キリスト
と主張する人がいるらしい。(俺にはもう全然意味不明だが、実際、上記Wikipediaに書いてある)
 
面白いな、と思ったのは、Wikipediaの以下の部分。
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神としてのルシファー [編集]
ルシファーは進歩と知的探求の神ともされる。人間悪の一切をルシファーに帰す事は間違いであり、ルシファーは英知と愛の心、全世界の相互牽引の偉大な媒体であるとエリファス・レヴィは述べている。
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欧米にも、俺のように、すっげー妄想好きの人が昔から大勢いたんだろうな、と感じるが、
「知的探求」を突き詰めると、神様と悪魔、正義と悪とがごちゃまぜになり、
結局、普通の人の感覚だと、「全然意味わかんね~(笑)」という状態になるのは解る気がする。
 
でも、これって逆説的だけど、結局、お釈迦様が言ってるように
「一切皆空」
「色即是空」(般若心経より)
人間の考える事なんて、「極論すれば全部妄想であって、そんなもの、実体がないんだ」
という、(俺には解らないけど)お釈迦様の悟りにも似たようなものを感じる。
 
そして、この話になると、やっぱり、釈迦に次いで、俺が2番目に尊敬する先生、
養老先生の、「唯脳論」を思い出してしまう。
 
もしかして、養老先生の唯脳論に書かれてある事って、「悟り」そのものじゃないんだろうか。
何度読んでも難しすぎて、唯脳論の意味を理解はできないんだけど、
30歳過ぎてから唯脳論を読んで強い衝撃を受けた俺は、直感的に、間違いなく感じていた。
 
養老先生って、本当に悟られちゃったんじゃないだろうか?
だからと言って、「新興宗教の教祖様」にはなられていないし、
仏教のお坊さんたちを、むしろ最近は指導なさっているようにも感じる。
 
養老先生は、「釈迦の悟り」を理解され、でも、
「自分は偉い」という妄想に支配されていないように見える。
その姿を見て、俺は、
尊敬する人第一位 : お釈迦様
尊敬する人第二位 : 養老先生
尊敬する人第三位 : (故)米原万里さん
尊敬する人第四位 : デーブ・スペクターさん
という順位なんだが、内心、お釈迦様と養老先生の1位と2位の順位は、
結構拮抗している。
 
養老先生とテーラワーダ仏教で有名なスマナサーラさんの著作や、
仏教関連の本に過去読みはまって感じたのは、
養老先生は、もしかして釈迦の悟りに科学を加えられ、「唯脳論」という形に進化させられたんじゃないだろうか、
でも、それはあまりにも深すぎて、一般人である我々には理解できない。
だから、それを解りやすく、噛み砕いてて、「バカの壁」を出され、
その後、現在に至るまで、今も日本のために温かく厳しいお言葉や、メッセージを発信し続けて下さっている。
 
アンチ養老先生の人もいるんだろうが、やっぱり、俺にとって、養老先生は「人間国宝」だ。
 
養老先生がお亡くなりになる前に、どうしても一度お会いしたい、そういう夢を、俺は持っている。
夢が叶いますように・・・

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