2016年11月21日月曜日

(159) 日蓮聖人

久しぶりにブログの炎上がちょっと怖いシリーズ。
「日蓮聖人」について。
 
Wikipedia 「日蓮」
 
「日蓮宗」ポータルサイト
 
上記Wikipediaによると、日蓮聖人は、
相次ぐ災害の原因は人々が正法である法華経を信じずに浄土宗などの邪法を信じていることにあるとして対立宗派を非難し、このまま浄土宗などを放置すれば国内では内乱が起こり外国からは侵略を受けると唱え、逆に正法である法華経を中心とすれば国家も国民も安泰となると主張した」
そうである。
 
その当時、何故日蓮聖人は、対立宗派を「邪法」だと非難されたんだろうか?
「日蓮宗」ポータルサイト、「なぜたくさんの仏教宗派がありながら、世は乱れるのか」から、
以下、そのまま引用。(1222年に日蓮聖人は誕生され、以下の疑問を持たれたそうだ
 
「幕府や朝廷の後ろ盾を得て多くの仏教宗派が教えを広めます。ところが、世の中の混乱は一向に静まりません。為政者は加持祈祷に頼りっきりで民衆の生活を改善する努力を放棄し、一方の寺院は自らの特権にしがみつくばかり。もはや人々は現世の救いをあきらめ、来世に望みを託すしかないというありさまでした
そんな現状に、この地域の名刹・清澄寺で出家し、勉学に励んでいた若き日の日蓮聖人は疑問を持つようになります。「人を幸せにするはずの仏教宗派がたくさん咲き乱れているのに、なぜ世の中は更に乱れるばかりなのであろうか。そもそも一人のお釈迦さまの教えであるはずの仏法に、なぜこれほど多くの宗派が存在し、その優劣を争っているのだろうか――」。そして、本当に人々を救うことのできる、真の仏法を求める旅がここから始まるのです。
 
この日蓮聖人のおっしゃっている事は、全く古さを感じない。
今現在の日本の状況も、極めて似たような状態だと感じる。
 
さて、その日蓮聖人の教えを今も受け継いでおられる宗派の方への質問です。
私はとっても不思議です。
 
このような事が起こると言うのは、
上記、日蓮聖人が「おかしい」と疑問に思われた「宗派の優劣を争う」という問題を、
まるでそのまま、日蓮聖人の教えを信じられている宗派の方同士で
引き起こしているように思うのですが・・・
 
こういったイザコザによって、13世紀に、日蓮聖人が一番問題だと思われていた
「人々は現世の救いをあきらめ、来世に望みを託すしかないという
ありさまでした」
という状態に、今の日本、なってしまっていませんか?
 
現代の日本では、以下のQ&Aにある通り、「宗教法人は非課税」だと思います。
 
今の日本の、深刻な世代間格差、家族間格差がある状況下で、
宗教法人、宗教家の方々は、
きちんとご自分達の社会的存在意義を果たされていますか?
(日蓮宗系だけではなくて、曹洞宗、臨済宗、浄土宗、浄土真宗、もちろん新興宗教も含みます)
 
万一、非課税であるという立場を利用し、
「自分の宗派だけの維持・発展」を目指しておられる宗教法人があるとすれば、
即刻課税し、そのお金で日本の借金を少しでも減らし、
世代間格差を減らす方向に進める必要があると思います。
 
現代の日本、3万人/年の自殺者が発生し続けていますが、
この事に対して一番責任を感じる必要があるのは、
政治家でも、精神科医の方でもなく、お坊さんを始めとした、
宗教関係者だと、私は思います。
 
今現在でも、ど田舎に住んでいる、
私の大正生まれの祖母の実質的な精神科医は、
「近所のお寺のお坊さんとその奥さん」です
(ちなみに、曹洞宗です)
 
と言う事は、多分、
明治、大正、昭和の初期までは、お坊さんは、
現代の「精神科医」の仕事をしていたはずです。
両者間の違いは、「薬の処方をしない事」だけです。
 
現代、特に都市部では、
これだけ心療内科や、精神科医が一般的になっています。
かつての日本では、お寺のお坊さんや、宗教家の方達がやっていた仕事の重要な部分を、
今は精神科医がやってくれていますよね?
 
マクロの視点で見ると、お坊さんたちや宗教関係者の方々は、
普通なら、仕事がなくなってリストラされるべき所、
今は葬式やら、政治的なパワーゲームに近い、
自分達の団体への勧誘ばかりなさってるんじゃありませんか?
 
日本人は、「死んだらお終い」という言葉があるように、
死んだ人よりも、生きていく人を大切にする事の重要性を理解しています。
葬式は基本的には「単なる儀式」であり、その儀式が形式化、
セレモニー化しているのは、極めて大きな問題だと思います。
 
もし、自分達自身が既得権益化していると危機感をお感じなら、
宗派間の対立などの、どーでもいい事は一刻も早く何とか処理して
ご自分達で一刻も早く、一人でも多くの困っている日本人の心を救い、
自殺者を減らすため、行動に移してください。
 
*なお、福島でご活躍されている、玄侑宗久さんを始めとした、
きちんとお役目を果たされている方を悪く言うつもりは、一切ありません。
何卒ご理解ください。
 
「非課税」である権利に対してきちんと義務を果たしていただかないと、
不公平極まりないと思います。
 
オウム真理教問題や、
数年前の「スピリチュアルブーム」
つい最近の、オセロ中島さんの洗脳騒動を見るにつけ、
 
「日本人のお坊さんたちは何をやってんの!!」
と以前から私は内心、激しい憤りを感じ続けていましたので、
今日、我慢できず、ぶちまけました。
 
何卒ご容赦を。

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