2016年11月21日月曜日

(146) つけまつける(きゃりーぱみゅぱみゅさん)

若者に媚びる俺シリーズ。
【(140) きゃりーぱみゅぱみゅ(PONPONPON)】
の続き。
 
きゃりーぱみゅぱみゅさん、俺のツボにはまってしまったかもしれない。
PONPONPONに続き、別の曲をダウンロード。
その名も、「つけまつける」
 
この歌、何と、養老先生の「唯脳論」、
それを解りやすい形で書いて下さった「バカの壁」
のメッセージにも繋がる歌詞がキモになっている。
 
まさか、きゃりーさんが「バカの壁」を読んだとも思えないが、
作詞・作曲をしているYasutaka Nakataさんと言う人は、
前回のPONPONPONもそうだったが、結構我々、
日本人の大人の考え方を理解したうえで、作詞作曲されているのかもしれない。
 
さて、その歌詞は以下の通り。
 
付けるタイプの魔法だよ
自信を身につけて見える世界も変わるかな
同じ空がどう見えるかは
心の角度次第だから
 
つけまつ毛を付ける時の女の子の心境を歌っているんだと思う・・・多分。
 
養老先生の「唯脳論」、「バカの壁」での、鋭い指摘の一つは、
「情報(目に見えるもの等)の方は変わっていない」
刻々と変わり続け、また、突如大きく変化する事が起こるのは「自分の脳」の方。
 
バカの壁では確か、
「余命残り1年という、ガンを告知された時に見る、夕焼けの美しさは、
これまでと違って見える」
みたいな例え方をされていたと思う。
 
キャリーさんのこの歌では、
女の子は、
つけまつ毛を付けて変身すると、自分の自信がついて、
見える世界が変わるかも。同じ空も、心の状態次第で、
どう見えるかが違うよ
と歌っている。
 
「変わるのは、空ではなくて、脳あるいは、心の方」
という点で、この歌は、養老先生の指摘と、全く同じ事を言っている。
 
しかも、養老先生や大人の俺達の場合、
「ガンを告知されたら」という、ちょっと深刻な例えの方がイメージしやすいが、
女の子は、「つけまつげ」をつけるという可愛らしい変身で、
同じ事をイメージできる・・・らしい。
 
やっぱり凄いぞ、今時の原宿ガール達は!!
 
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2012/7/13追記
 
数日前のめざましテレビでは、きゃりぱみゅがフランスのパリで熱狂的に受け入れられている姿が放送されていた。パリは、ファッションが保守的らしく、原宿ガールのファッションは相当斬新に見えるらしい。フランス人の男性、女性達が「キャリーパミュパミュ」と上手に発音していた。「PONPONPON」「つけまつける」もコンサートで一緒に歌っていた。
 
あれから、何回も通勤電車で「つけまつける」を聞いた。
 
歌詞には
「同じ空がどう見えるかは心の角度次第だから」と書いてある。
多分これは、つけまつげの「角度」とかけ言葉になっている。
 
しかし、何度聞いてもそう聞こえるんだが、俺には
「同じ空がどう見えるかは心の覚悟次第だから」と聞こえる。
 
これ、もしかして「わざと」じゃないだろうか?「覚悟」と歌詞に書いてしまうと、カッコつけすぎて、きゃりぱみゅさんの可愛さが犠牲になってしまう。しかし、メッセージとしては「覚悟」の方がカッコいい。中田ヤスタカさん、そこまで計算しているとしたら、本当に凄い人だと思う。これから益々活躍して行くであろう、きゃりぱみゅさんの周囲には、中田ヤスタカさん、ファッションに詳しい凄い人、それ以外にも、おそらく大勢の優秀な人材が集まる。世の中で大活躍する人、同じような傾向がある。中心になるカリスマがいて、その周囲に人が集まって来る。本田宗一郎さんと、藤沢武夫さんみたいなイメージ。個人的には俺は、藤沢武夫さんの渋さがたまらなく好き。
 
なお、角度と覚悟の歌詞の件、同じような事書いている人も見つけた。
 
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7/14追記
知恵袋でも質問してみた。思いがけず、自分が「テクノ世代」である事を知った。しかし俺はまだ「年配」ではない。37年間生きてきて、生まれて初めて「年配」と呼ばれた。せ、切ないぞ・・・
 

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