【(128) 続・困ったおじさん】の続き。
困ったおじさん、本当にとんでもない事をしでかしてしまった例。
俺達一般サラリーマンの厚生年金まで被害を受ける事があるなら、本当に許せん。
AIJ浅川社長
この記事より。
「営業力があったから勘違いしたタイプではないか。
会社を経営する力も運用する力もないのに己を過信し暴走したのだと思う」
俺自身も、「営業」を自分の仕事にしてサラリーマンとして飯を食っているので、
他人事ではない面がある。
「営業」というスキル、それ自体は、今現在も重要だと思う。
BtoBのビジネスに於いて、顧客の担当者との人間関係を円滑にするための方策として、
常識の範囲内での接待を行ったり、Face-to-Faceでコミュニケーションを取る事で、
会社対会社の関係が円滑になり、社会的なルールを守る事を前提として、
売り手と買い手企業、双方がWin-Winの関係になるための手助けをする。
ITやネットがこれだけ発展しても、働いているのは「人間」
営業として10年働いて飯を食っている自分自身の肌感覚としては、
先に工場の職人的な方々や、
人事や経理、(会社専属の)IT部門のホワイトカラーが、
IT化、自動化、アウトソース、グローバル化の波をもろにかぶってしまい、
リストラされていく一方で、逆に、「人と人」という、超アナログ的な部分が仕事の根幹である、
俺達営業部門の方が、皮肉な事に意外にリストラされにくい、
(顧客とのビジネスが中長期的に今後も続くのであれば)
という気がしている。
ところが、問題は、この「営業」スキルだけで出世してしまう人達。
大きな声では言えないが、結構、わが社にもいる気がする。
「営業スキル」が会社と言う組織で有効なのは、
それをサポートしてくれる、社内の人達、
私のようなメーカー勤務なら、主に「技術職」や「製造職」、
間接的には、「財務・経理」や、「人事・総務」「IT部門」などの、
人達がいい仕事をしてくれているから。
「客の事を一番知っているのは俺達営業だ」という「自信」が、
「傲慢」になり、行き過ぎてしまったのが、「AIJ浅川社長」のような気がする。
実際、この記事を見ると、
浅川社長という個人の責任と言うよりも、
「アクセル役」の浅川社長に対して、
「ブレーキ役」の人がいなかった事、
及び、第三者的な「監査役」は何をしていたのか?
社保庁の天下りというきな臭い話も出てきている。
どうやら、「トカゲの尻尾切り」という醜い争いが
水面下で起こっている様子だが、
俺達のような一般のサラリーマンが怒りをぶつけるべき相手が誰なのか、
この事件をきっかけに、必死に考えた方が良さそうだ。
良い意味でも悪い意味でも、「野村証券」という会社が、
俺にとってのキーワードになりそうだ。
優秀なOBを大勢輩出している一方で、
浅川社長のような、「ワル」や、「困ったおじさん」も、大勢輩出している気配がある。
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