2016年11月21日月曜日

(130) 株式投資

【(85) レイバー、ワーク、プレイ】の続き。
 
現代で生きて行く時、
「遊び・趣味を仕事にする」という事ができれば最高に幸せだと思う。
しかし、上記85の記事で書いたように、そんなに人生甘くない。
 
しかし、俺自身、非常にささやかな金額ではあるが、
わずか2カ月ちょいだが、今年に入ってからの日経平均株価の上昇もあって、
趣味としてやっている、「個別株式投資」で、小遣いがほんの少しだけ増えている。
85の記事で言うと、「play」の状態で、お金がほんの少しだけ稼げている。
・・・多分、また数年前のように、日経平均が暴落したりして、含み損を抱え、地獄を見る時が来ると理解しつつ。
 
でも、今の状態が続けば、理想だ。
その可能性、どうすれば少しでも上げる事ができるだろうか、と思索にふけってみる。
 
仮に、「play」の状態で、金を継続的に稼げている人がいるとする。
その状態を維持するために、どういう条件が必要となるか?
 
①その本人にとって
上記85の記事で書いたとおり、最初は"play"だったのに、
その本人が「飽きて」しまい、"work"になったり、最悪、"labor"になってしまう事も起こり得る。
従って、その本人が「飽きない」事が一つ目の必要条件だ。
 
②金をその人に払う側の人達にとって
本人が「play」している時に、必ず、その金を払う側の人達がいるはず。
「俺は山手線の駅名が全部言える」というのは、本人にとって価値があったとしても、
それに対して、「金を払う」側の人がいるとは思えない。
対照的に、
「俺は永遠の野球少年。playに全力を尽くし続ける」(by イチロー?)
野球の観客が、その"play"に感動を覚えるから、ファンが球団に金を払い、
球団が市場原理に基づいて、野球選手に年俸を支払う。
 
つまり、その"play"がplayerの自己満足であるだけでなく、
誰か(潜在的か、顕在的な欲求かは別として)
他の人にとって、金を払う価値があるモノ、サービスである必要がある。
これが二つ目の必要条件。
 
①と②の必要条件を、現時点での俺の趣味の、
「個別株式投資」に当てはめてみる。
 
まず、①については、当面は心配なさそう。
日本株だけでも、ものすごい数の銘柄数があり、
新聞や雑誌、Yahoo株式掲示板を見て新しい情報を集め、
それを解釈しようとするモチベーションが上がるので、
興味が尽きそうな気配がない。
 
問題は②だ。
 
個別株式投資の場合、ちょっと、普通の労働の場合と、メカニズムが違う。
俺が(ささやかながら)年初来からの株価の上昇によって得た利益、
これを払ってくれたのは誰なんだろうか?
 
ここで、あえて常識を無視する。
資本主義の一般常識では、上場企業という社会的集団の
オーナーは「株主」であるから、普通に考えると、
「支払ってくれた人は存在しない」という答えになる。
 
しかし・・・
 
俺が信仰する、ウォーレン・バフェットさんの投資哲学等に基づき、
俺は、「低PBR」「低PER」「それなりの高配当率」「高い自己資本比率」
などの条件を満たす銘柄、つまり、バリュー株投資を行っている。
 
バリュー株が上がるという現象は、その銘柄を購入した俺のような個人投資家からすれば、
「その株は、本来きちんと評価されれば、もっと上がって当然」
という一種の思い込みが、(たまたま?)その通りになってくれた、という事だと思う。
 
だとすると、"play"している俺が、貢献している(と俺が思い込む)相手は、
その銘柄の関係者そのもの(経営者、社員の方等)であり、
その方々に何らかの付加価値の提供をしていると、
「俺が思い込んでいる」事って、結構重要なんじゃないかと思う。
 
もし、仮に、何らかの付加価値を、俺が提供できるとすれば、それは、
 
1.「身内」だからこそ、案外気付いていない事を指摘する事 (岡目八目的な指摘)
 
2.「身内」だけで考えると、行き詰ってしまうような雰囲気を、
  「外からの目線で見ると、結構凄いところがありますよ」
  と励まし、前向きな気持ちになってもらえるよう、励ます事。
  ⇒それによって、その銘柄の関係者の方のやる気を増してもらう事
 
3.「身内」だけだと、つい簡単で、楽な方に流れてしまいがちなので、
  時に厳しく、いい意味でのプレッシャーを感じてもらう
  ⇒「北風」的な役割
 
等ではないかと思う。
 
いずれも、俺の思い込みの域を出ない。
しかし、人生、思い込まないと、生きてて、あまり面白くない。
 
月に3.5万円の小遣い。
これをあと1万円、いや、5千円/月でいい。
何とか、趣味と実益を兼ねた、個別株式投資によって、
俺の人生をより豊かなものにしたい。

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