2016年11月18日金曜日

(90) 不思議な事(占学、暦) : (86)の続き

(86)の続き
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占い全体に言えることだが、どうも、「鶏と卵」的なものを感じる。
「占いでこの年(日)に何かをした方がいい」から、
「何かを行動に移してうまくいきやすい」のか。
 
「皆がこの年(日)に何かを行動に移した方がいいと思いこんで前向きに行動する」から、
「結果として占いのサイクル説通り、うまくいきやすい年(日)ができてくる」のか。
人間の脳の力は、底知れないものがあるので、
「思い込み、諦めなければ案外何とかなる」みたいな事が起こる。
 
人間だれしも不安は持っているので、
占いで「今年はいい年ですよ」と言われて、嫌な気はしない。
だから、昔は、占いによって、
「仲間皆で頑張ろう」という年(日)、
「仲間皆で休みを取って体力を蓄えよう」という年(日)を作り、
メリハリを作っていたのかもしれない。
 
現代人が
1週間のサイクルでは、家族と過ごしたり、自分の好きな事をする週末で充電し、
1年のサイクルでは、年末年始やゴールデンウィークやお盆休みなど、
仕事を忘れてリフレッシュする期間を持つからこそ、本来の仕事で頑張れるのと同様、
昔の人も、メリハリをつけないと良い仕事ができなかったのかもしれない。
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次に年のサイクル。
10干12支は、やはり中国由来らしい。
アメリカでも、干支の事を「Chinese Zodiac」って言うらしい。
zodiac : 黄道十二宮
(Aries, Taurus, Gemini, Cancer, Leo, Virgo, Libra, Scorpio, Sagittarius, Capricorn, Aquarius, Pisces)
すげー、聖闘士聖矢だ。フォーゼの敵は「ゾディアーツ」だったな。
 
欧米圏の占いでは、「やぎ座の人の今日の運勢は」というのはあっても、
年のサイクルを占いで考える、という概念はないんじゃないだろうか。
細木和子さんによると、「大殺界」は、12年の内、3年続くらしい。
長いよなあ、3年の大殺界は。
 
それはともかくとして、中国の占星術は、結構長期でものを考えるので、
12年のサイクルの良し悪しを占った。
古代中国での公共事業やらは、結構長期サイクルで考えられていたのかもしれない。
 
ヨーロッパは、多分、民族同士が激しくぶつかり合い、
12年のサイクルを考える余裕もなかったのかも。
占いが意味を持ったのは、せいぜい「その日の運勢」か、「月の運勢」ぐらいまで?
 
古代ケルト人(性格は、日本人みたいで、「世間」があり、空気を読んでいたという噂)、
彼らの社会には、ドルイドと呼ばれる宗教的指導者がいた。
でも、多分、中国とは違い、12年サイクルで考えられるほど、
領地を取った取られたで、余裕がなかったんだろう。
 
現代でも12年サイクルという長期の流れを考えるというのは、アジア圏のみかも。
・・・話が飛びすぎるが、アジア人の方が、欧米人よりも製造業に向いている気がするんだが、
もしかして根っこで繋がるかもしれない。
製造業は、結構長いレンジで従業員雇用や投資を考えないと、競争優位を保てない。
 
日本人は明らかに起源が「農耕民族」、
中国人は「農耕民族」ではないが、欧米人のような「狩猟民族」ともちょっと違う。
三国志の時代をイメージすると、大きな長安や成都のような都があり、
その周辺に広大な農地。そこで穀物を作っていた。
 
その当時の、ヨーロッパでの食生活のイメージは、
牛を飼い、チーズを食い、牛乳を飲み、肉食中心。
チンギス・ハーンのモンゴル帝国がヨーロッパを攻めた時も、
多分チンギス・ハーンは、農地を広げるような事は考えず、
馬を巧みに操り、馬や羊を連れて、羊を「ジンギスカン」料理にして食ってた。
 
チンギス・ハーンが中国じゃなく、ヨーロッパを激しく攻めたのは、
肉が食いたかったから??
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西洋占星術
 
惑星(水金地火木土天海瞑)の中の、
「古典的な惑星」が、太陽、月、水金地火木土 ⇒ 地球を除けば、そのまま7曜日だ。
12カ月の由来、グレゴリオ暦
 
7曜日が現代日本では基本だが、6曜も根強く残っている感じがする。
 
「漢字仮名交じり文」を構成する文字も、
元をたどれば全部中国。
ひらがな・カタカナだって、元は漢字だったので、
日本民族は、元々「文字」を持たなかったんだろう。
卑弥呼の時代は、ブッダと同様、文字がない、「口語言語」だけだったんだろう。
 
でも、今や日本は世界GDP3位の大国。凄い。
我々日本人のご先祖様たちは、文字も、宗教も、暦も、全部海外から輸入してきたのに、
それを全部自分達なりに懸命に覚え、学び、自分のものとし、そして独自に進化させて来た。
 
しかも、さらに凄いのは、
古代ヨーロッパのケルト人が持っていたと言われている、「世間」「空気」という、
不思議なものを、一神教の誘惑に負けず、今現在も、
我々日本人は無意識のレベルで受け継いでいる。
 
養老先生の本にそんな事が書いてあったと思うが、
自然と調和して生きる、最初の人間が持つ宗教は、一神教じゃなくて「多神教」或いは「自然宗教」
みたいなもの。そこから、人間の脳の
「自然の脅威を受けるのは嫌だ。都市がいい」という欲望により、
都市ができあがり、そこで一神教が発生。
 
ところが、日本人は、おそらく、火山の噴火や、大地震、津波などの
抵抗のしようがない自然の脅威に歴史的に襲われ続け、
「それでも自然と一緒に生きて行かねばならない」という諦め、
達観により、「無思想」という境地に達した。(養老先生「無思想の発見」)
 
仏教で言う「無」「空」(実体がない)
般若心経で言うと、「色即是空」という思想を究極まで進化させ、
「無常」という概念を、無意識のレベルにまで落とし込む事におそらく成功している。
 
そんな日本は、いったいこれからどうなって行くんだろう。
少子化が継続すれば、俺の後、3世代で人口は半分以下になる。
移民を受け入れるのは良いが、移民の人に「漢字仮名交じり文」を覚えてもらうのは、
我々が英語を覚える苦労の比じゃないくらい、大変だろう。
相当、国がお金を出さないと、覚えてもらえないに違いない。
国がこんな借金抱えてて、そんな金出せるとも思えない。
 
でも、移民の人に日本語(漢字仮名交じり文)を覚えてもらう事を諦めるなら、
日本語という言葉の方が、多分、変わって行ってしまう。
そうしたら、日本人の宗教心、家の概念、儒教精神、
ありとあらゆるものが根底から変わって行くだろう。
そうしたら、多分、日本は世界で見て当たり前の国になる。
それどころか、「地震は多い」「国土は狭い」「資源はない」
そんな国が、果たしていつまで世界GDP3位の位置に留まれるんだろうか?

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