政治家の世襲の話がかまびすしい。
「世襲を規制する」とか、トンチンカンな話がずっと出ている。
あほらしいので静観しようと思っていたが、マスコミや新聞がキチンとした見解を述べてくれない状況が続いており、腹立って来たので、独り言をこぼす。
『世襲』がまかり通るのは、政治家の世界で競争がないから。
新党やらなんやら、訳が解らないが、「他の変わった人達に比べれば、世襲議員の方が、政治家としてはまだまとも」と思うような低レベルの競争は、競争とは言わない。ドクター中松さんは、ジャンピングシューズを発明した、「発明家」としては凄い人だと思うが、どう考えても、政治家としては活躍できないだろう。
Jリーグ然り、プロ野球然りだが、実力主義の世界で、「素晴らしい世襲プロ選手」はいるだろうか?厳しい競争があり、競争率が高い世界では、同条件で競争が起こった時、世襲による優位性が剥落する。だから、結果として世襲が起こりにくい。世襲が起こりにくいのは、明らかに「世襲を規制しているから」ではなくて、「大勢の少年達が一流のプロ選手を目指し、激しい競争があるから」だ。
激しい競争が起こらないのは、政治家になりたいと思う優秀・有能な若者の数に対して、政治家の定員が多過ぎるから。政治家になりたいと思う大勢の優秀な若者が出てこないのは、日本の世間が、『お上の無謬信仰』を持っており、匿名の批評家達による、有名人や著名人、政治家の揚げ足を取るという卑怯な方法を許容する風習があるから。
健全な競争が起こるようにするには、政治家の定員を大幅に減らし、逆に、仕事としての魅力を増やすしかないと思う。やっぱり私は、私自身が約4か月前に書いた、以下の記事の意見のまま変わらない。
12月16日は投票日だが、私のこれからの政治に関しての個人的な願いとしては、
① 『先に進む政治』になってくれて、
② 『世論(マスコミ・新聞)の強烈な圧力』によって、政治家の数を4分の1にせざるを得ないような日本の空気になり、
③ 『そうは言っても、政治家は大変なので、給与は3倍にしてよい。その代わり、責任は持てよ!』
という、政治家という重要な仕事に対して、価値を認め、対価を払う「大人」の世論が盛り上がり、
④ 『でも、3倍は行き過ぎだから、給与は2倍くらいに留めておこう』
この①~④が、できるだけ早いスピードで進んでほしいという夢を抱く。
・・・残念ながら、多分、政治の世界も世論も引き続き上げ足取ってばかりで、全然先に進まず、日本の衰退がもっと進み、どうにもならない危機が来ないと、変われないんだろうけど。残念ながら、『危機感駆動型』の我が国日本は、そういう国のようだ(;_:)
なお、私は、アメリカのような、希望駆動型がいいと言っている訳ではありません。
正直、今は希望駆動型も、うまく行っていないと思っています。
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