2013/10/8 劇団四季公式HPより、Mamma Miaのページの画像追加
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以前、知恵袋にこんな質問をした。
私は、映画版『Mamma Mia!』を、私が見た映画の中で、トップクラスの素晴らしさだと感じている。
劇団四季のマンマミーア!(舞台)を一度見た事があるが、正直今一つピンと来なかった。多分、日本語や日本人キャストだと、どうしても『一族を大切にする』という道徳から(見る側の私が)離れられないから、理解が追い付かなかったんだろうと思う。
ピアース・ブロスナン(Sam役)が、ラジー賞を受賞してしまった映画でもあるが、私はピアース・ブロスナンの歌は素晴らしいと心から感じた。SamとDonna(メリルストリープ)が、"When all is said and done"を最後の方で歌うシーンで、私は涙が止まらなかった。
注:ゴールデンラズベリー賞(英: Golden Raspberry Award) は、アメリカの映画賞である。毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する。ラジー賞(Razzies)とも呼ばれる。
この方の意見に強く共感する。
『Mamma Mia!』には、悪い人が一人も出てこない。
悪い人が一人も出てこないと言う意味では、『サザエさん』と共通している。
日本を代表するほのぼの家庭が『サザエさん』であり、
英米を代表する大人の恋愛のジュークボックスミュージカルが『Mamma Mia!』
である事に、
「家族を壊さない」事が推奨される日本と、
「個人の幸せを最優先する」英米の文化的な違いを感じる。
どっちがいいか、という話ではなくて、どっちも大切。
でも、Mamma Mia!やサザエさんのように、現実の世界はいい人ばかりではない。
自分が、悪い人ばかりに囲まれているように思ってしまう事もある。
だからこそ、(娯楽として)日本では日曜18:30にサザエさんが放映され続け、
ブロードウェイやウェストエンドでは、Mamma Mia!がロングヒットを続けているのかもしれない。
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