2013/6/17加筆
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妄想という現象が興味深い。
最近、俺自身が良くやってしまっているのが、
「関係妄想」だ。
過去俺が「シンクロニシティだ」と感じたのも、多分大部分は関係妄想だろう。
でも、5%くらいの確率(?)で、関係妄想が当たる事もある気がする。
推理小説やドラマとかで、「刑事の勘」と呼ばれるものも、多分それに近い気がする。
関係妄想とは;
周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想。
周囲の行動・言葉に過敏で自己に関係して捉えるがそれに動じることも多く
妄想まで発展し現実離れしていく。
「クリック詐欺」のブログへのリンク貼り付けと、匿名掲示板でのやり取りとの間で、
俺は「関係妄想」を抱いてしまっていた可能性が高い。
但し、現時点での第三者の方の意見を総合すると、
「関係していない可能性の方が高い」けれども、
「絶対に関係していない」とも断言できない状態。
つまり、現時点では俺の「関係妄想」は「仮説」と呼んでもいいと思う。
科学の分野では、「仮説」を立てる事は凄く重要だと思う。
仮説(Wikipedia)
古くは、天動説と地動説、大陸移動説、進化論、
科学の発展の歴史は、仮説と検証、仮説同士のぶつかり合いの歴史だと思う。
仮説を立てなければ、自然法則は見つからなかったはず。
「仮説を立てる」という脳の能力を人間が持ったからこそ、これだけ文明が進化した。
これって、実は、
「脳を人間がコントロールしてる」んじゃなくて、
「人間が脳にコントロールされている」んだと思う。
実際、この仮説を立てる(妄想する)事によって俺の脳が感じる快感は、最近、
他の趣味(パチンコ、パチスロ、3DS、PS3などのゲーム)を圧倒的に上回っている。
くすぶり(by 浅田次郎さん)気味だった、35歳前後の数年間、3DSやPSPで、
(比較的単調な)ゲームを往復の電車の中でやっていた。
その時は結構面白かったんだが、今は、全然面白いと思わない。
ゲームの方が面白くなくなったんじゃなくて、俺の脳の方が、
もっと快感を感じる「妄想」を覚えちゃったと理解した方が、辻褄が合う。
妄想の手助けとなるから、いろんな雑誌を読むようになったと考えた方が、説明がつく。
俺の「妄想癖」が加速したきっかけ・・・
間違いなく、Yahooの匿名掲示板だ。
そして、その途中の、「HNを誰でも、いくつでも、自由に設定できる」という変更が、多分大きく影響している。
おそらく、人間の脳というのは、「自分の周りに起こる事」くらいまでしか認識できない。
狭い「世間」を認識する時、「世界」或いは「日本」は「とてつもなく広い」と本当の意味で理解できない。
だから、実際には全く関係ない、自分の周りに起こる事柄を、つい結びつけて考えてしまう。
これが関係妄想、そのものだ。
匿名のHNの世界では、自作自演が可能だ。一人二役でも、一人十役でも、
しんどくて俺はやらない事に決めたが、やろうと思えば熱意と努力でいくらでもできてしまう。
そして、「一人多役」ができ、新しい「HN」をすぐに設定できる、という匿名掲示板やブログでは、
かつてなら「精神科」の世界だった、「多重人格」やら、「妄想」やらの敷居も低くなり、あちこちに出て来る。
つまり、妄想という現象自体が、庶民化、当たり前になってくるだろう。
これ、俺自身が好例だが、多分、脳の成長を物凄く加速する。
でも、急速な脳成長は、パニック発生や、精神的に参ってしまうリスクと表裏一体であり、
俺と同様に、匿名掲示板や、ブログに「センズリ覚えたサル」状態でハマりすぎてしまい、
危ない領域に到達してしまう人が、続発する予感がする。
特に、株式掲示板の世界は、
「美人投票的に、株主の気分」で短期的には株価が動くし、
「売買する時、結構大勢の人が、参考のために当該銘柄の株式掲示板をチェックする」
等の理由で、俺みたいに、
「もしかしたら、頑張れば他の人よりも金を稼げて、へそくりが増やせるかも」
と思いこみ、頑張っちゃう人、結構出て来るかも知れない。
3カ月くらい前、
「核/原子力は人間に扱えるのか?」と同じくらいのレベルまで、
「ネット」というものの、底知れない恐ろしさを感じたが、
多分、正体はこれだったんだろう。
妄想を互いに繰り返し、短期間の間でお互いの間で濃いコミュニケーションを取り合うと、
顔も見ない、声も聞こえない匿名同士の関係であっても、
日本語という読み書きに極めて相性の良い言語を使うと、
相当深いレベルの、互いの「絆」みたなものができてしまう。
さらに、両方がブログを長い間やってると、相手に興味を持つと、
相手の(本音がたくさん書かれた)ブログをじっくり読み、相手の事を理解できちゃうから、
気の合いそうな人を見つけやすいし、仲良くもなりやすい。
ネットなしの状態で、これだけのレベルまでの絆を作ろうと思ったら、
12年間、営業担当として働いている感覚からすると、
ビジネスで喧嘩に近い、激しいやり取りや、厳しい仕事のやり取りを繰り返し、
さらにその担当者と接待(会食・飲み会)を最低5回以上して、
時々カラオケしたり、女性のいる店に行ったりして、
互いにハメを外す姿も見せながら、ようやくできてくるレベルの絆のような気がする。
これって、多分、革命的な変化だ。
さて、この匿名ブログが、これからの日本でどう活用されていくのか・・・
まだ解らないが、多分、Facebookの波が終わって、皆が冷静になった頃、
Yahooブログのような匿名ブログが、さらに発展していく可能性もある。
まだまだ炎上やら、いじめ的なものが発生していて、カオスな世界だが、
いずれ、皆学習するから、一つの疑似的な社会が、ここに出来て来るかもしれない。
リアルの世界と、本音を明かせる匿名のブログの世界、それらがいろんな形で融合しながら、
面白い事になって行くかも。
・・・これ自体、俺の妄想だが(笑)
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