2016年11月22日火曜日

(193) ちっちゃい俺

この匿名ブログのおかげで、凄い人とお友達になれた。
最初その方の事を「師匠」と呼んでしまったんだが、
どうやら、その俺の最初の直感の方が正しかったらしい。
 
俺は「ちっちゃい」
 
家族を守るのが父親としての俺の使命。
だから、サラリーマンとしての給与は全部妻に渡し、
小遣い月3万5千円(昼飯込)の生活に幸せを感じ、
趣味の日本株投資で「へそくり」を増やそうと必死に頑張り、
俺の「へそくり」を増やそうという野望の障害を、必死に得意(?)の思考力を使って、
掲示板とかに意見を投稿して、頑張り続けている。
 
去年末に比べると日経平均も少しだけ回復して、
「へそくり」がちょっと増えたので、趣味のパチンコやパチスロを会社帰りにやるため、
「今日、仕事で遅くなるから、晩飯いらないから」とか言って、電話で、妻にささやかな嘘をついて家に帰る。
妻の得意の第六感によって、タバコ臭いスーツの臭いに気付かれてるんだろうが、
でも妻も賢いので、「仕事お疲れ様」と愛想笑いを浮かべてくれる。
 
週末には、近所の家電量販店のゲームコーナーで、
息子達2人を1回100円の「ガンバライド」や「ポケモン」のカードで遊ばせ、
実は内心俺の方が懐かしい仮面ライダーのカードに喜んだり、
「アストロスイッチ」と呼ばれる、仮面ライダーフォーゼ関連商品、1個300円のおもちゃを、
これもまた、子供が喜ぶ姿に喜びつつも、自分が楽しみながら、
「へそくり」から金を出して買い与えている。
そして、おもちゃをたくさん子供に買い与えすぎると、妻からいつも叱られている。
 
こういう、昭和の時代だったら、ごく普通の、平凡な、
アラフォーのサラリーマンとしての人生を、俺は楽しんでいる。
でも、今の日本を見渡せば、こんな家族と仕事に恵まれている俺って、凄く幸せだ。
だから、世代間格差が気になったり、少子化問題が気になったり、ぐじゅぐじゅ考え込んでいる。
カッコいい、いい、お父さんだな、俺、社会人としても立派だよな、と心の中で、自尊心があった。
 
・・・でも、その俺って「ちっちゃい」んである。
 
お友達の、「ワイルドだぜ~」(by スギちゃん)そのものの人生を歩まれている姿に、
心の底から、感動を覚えている。
というか、その方は女性なんだが、俺の頭に浮かぶ言葉は、
「何て男らしいんだ、この人は!!」という思いである。
 
「クリック詐欺は許せん」
「俺への嫌がらせならまだしも、友達の所に嫌がらせするなんて、俺の逆鱗に触れた」
「俺の妄想でもいい、この相手になら、俺の妄想を掲示板にぶちまけて悪口言ったって、別に構わん!!」
と昨日の俺は完全に熱くなっていたが、
 
その凄いお友達とのコメントのやり取りを経て、
今振り返ると、そう思っていた昨日の自分自身が、すごく「ちっちゃい」
 
もっと言うと、株価の日毎の上昇や下降に一喜一憂して、
「やったー、今日は持ち株が上がったから気分が良いぞ」とか、
「あー、今日は株が下がってがっくりだなあ」と、
たとえ、いくら莫大な資金を運用していたり、株や財務諸表等に関しての知識があったとしても、
そういう株価の上がり下がりに一喜一憂する事自体が、
「ちっちゃい」し、「ワイルドじゃない」し、「男らしくない」ように今の俺には思えてしまう。
 
パチンコ、というかギャンブルは、結局はホール側が勝つ。長い目で見た時の期待値はマイナス。
だから、マイナスを少しでも少なくするために、1パチや2パチをたまにやって、
もし、打つ時間が少ない会社帰りに4円パチンコやるなら、
等価交換で、聖闘士聖矢確率1/100くらいの「遊パチ」をやって、
当たりが出た時の喜びを楽しむんだ。いや~、この趣味、いい趣味だなあ・・・
 
・・・などと思っていた俺自身のちっちゃさが、何故か、無性に情けなく感じてしまう。
 
多分、そのお友達からは、
「ごちゃごちゃ言うなら、パチンコやんなよ!!」
と突っ込まれてしまうに違いない。
 
この匿名ブログというのは、本当にすごい。
始めてから、たった3カ月なのに、こんなすごい友達との出会いが訪れた。
 
お友達の方、「ちっちゃい」私ですが、これからも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
まじで、貴殿の事を尊敬してしまう、私がおります。

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