2016年12月5日月曜日

(450) WELQ騒動と知識のデフレ

WELQの騒動がDeNAに波及し、日経記事によるとDeNAだけでなくリクルート、サイバーエージェント、ヤフーにも同様の動きが出ている様子。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10276650U6A201C1TJC000/

この流れだと、これからNaverまとめが、まさかの大復活方向へ?

「"Naverまとめ ウザい"でググると、Naverまとめの『ウザい』が上位表示されてウザい」、みたいなネタが数年前にあった。

それを見て、皮肉を込めて知恵袋に質問を投稿し、「Naver えこひいき」で表示順位を追い抜いた個人的なイタズラが懐かしい。

結局はGoogleさん(SEO)の掌の上で皆が踊っているだけのような気がして仕方がないが。


冗談はさておき、
インターネットは、その構造上、知識のデフレ化(=知識の量の際限のない増加と同時に、知識の金銭的価値が低下する現象)を加速してしまう。好むと好まざるに関わらず、日本人の大多数が巻き込まれてしまう事が避けられない。

今回のWELQ騒動は業界の是正のために必要な騒動だ、という前向きの意見もあるようだが、大きな流れは変わらないのではないだろうか。

残念ながら、記者の方やライターの方を始めとし、出版や文章執筆に関わる仕事をされている方達は、今後ますます過当競争に追い込まれていく可能性が高いように思う。

【参考記事】
(390) 知識デフレの本質
https://michitenji.blogspot.jp/2016/11/390.html

(379) 情報デフレスパイラル
https://michitenji.blogspot.jp/2016/11/379.html


5 件のコメント:

  1. 2017年になった。

    Google adsenseの承認が下りた。

    まだ一銭も収入にはなっていないが、前進した。歩みは亀並みに遅いが。

    いつか「世間」という言葉が再注目される日が来る事を祈りつつ。

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  2. 今の時点では「学歴デフレ」「知識デフレ」「情報デフレ」いずれの言葉も誰にも見向きもされていない。

    だから、ネット検索だと私の書いた記事だけが上位ヒットする。

    ブログタイトルにしている「炎上で消耗してるの?」は、(イケハヤさんのように)炎上を煽って注目を集める事自体への皮肉を込めたんだが、皮肉というのは問題意識を持っている人以外には伝わらない表現手法。

    Googleアドセンスの広告総収入が、初めて「1円」と出た。どう考えても私にはマネタイズ化は難しそうだが、また亀の歩みの一歩を確認した。

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  3. お、広告収入の合計が「6円」になった。何故か1日で5円稼げた。

    実際に収入になるのは、「8000円」になってかららしい。

    先は長いが、趣味で少しでもお金を稼げるかもしれない事がこんなにもワクワクするなんて、夢にも思わなかった。

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  4. 言われるように、知識の価値は下がってますもんね。

    反面、溢れる知識の山から、自分に役立つ知識を知ることが難しくなってきた気もします。

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    1. 私以外の初コメント、ありがとうございます。正直、コメントを入れていただいた事がとても嬉しいです。

      「自分に役立つ知識」は、「自分で役に立ったと思い込む」しかない時代だと私は感じます。

      溢れる情報には皆それぞれ価値はあるんだけど、似たような意見や反対の意見も溢れているからどうしても読み手は迷ってしまう。探せば探すほど迷う。だから、どこかで情報入手を遮って、開き直って自分の中で信じ込むしかない。そんなイメージです。

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