2016年11月24日木曜日

(220)人それぞれの価値観

2012/6/13加筆・修正
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Yahoo知恵袋に投稿した記事。
 
37歳になって、ある意味達観したんだが、人間って、皆価値観はバラバラ。
「似たもの夫婦」という言葉があるように、夫婦って、長い間一緒に生活していくと、
価値観が似て来る部分もある。
 
自分自身を例にすれば、
結婚して9年目になるが、多分、結婚当時と比べると、
俺の性格/価値観は妻に近付き、妻の性格/価値観は俺に近付いていると思う。
例えば、
O型の俺は独身時代、部屋が散らかっていても全然気にならないタイプだったが、
A型の妻に影響を受けて、結構、身の回りの整理整頓がいつの間にか苦手じゃなくなっている。
 
しかし、それでも、一緒に生活すればする程、
特に、家計の管理や子育てなど、夫婦二人で必死になって協力しないとできない事をすればする程、
必ず何らかの「価値観の違い」に遭遇する。
得てして、そういう場合は、「夫婦喧嘩」になる。
 
でも、喧嘩を恐れていたら、人との繋がりを強くする事は、多分できない。
日本人は「空気を読む」つまり、「相手を気遣い」「相手の価値観に合わせる」、
その程度が、欧米人に比べて圧倒的に強い。
ひとことで言うと、「やさしい」
 
でも、「人間は一人では生きられない」という言葉があるが、それって、
価値観が違う人に刺激を受け、時に衝突したりしながら、
自分の価値観を常に変化させ続ける事で、生きる事に充実感を感じてるという事じゃないだろうか?
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昔、俺の奥さんと俺がまだ付き合い始めたばかりだった頃、こんな事があった気がする。
 
空が青いのは何故だろう?
 
俺の答え : 
レイリー散乱による。
波長が短い可視光(青色)の方が散乱されやすく、波長が長い可視光(赤色)は直進するので、
太陽光の散乱光が目に入る事によって人間が認知する『空』は青色である。」
 
妻の答え :
「今日は気分がいいから」
 
この妻の答えを聞いて、俺はすごく妻の事が好きになった記憶がある。
俺が逆立ちしても出てこないような答えを、妻は一瞬で導き出した。
俺にないものを妻が持っていて、妻にないものを俺が持っている。
だから、夫婦として一緒に生きていく事が、多分面白いんだと思う。
 
もっと言うと、今の俺は、昔ならこんな答えはできなかっただろうが、こんな詩人のような答えができる。
「空が青いのは、赤い色を夕焼けに取られちゃったから」
この答えは、レイリー散乱を考慮に入れても、間違いではない。
でも、多分、妻の答えを知らなければ、俺はこのアイディアを思いつく事はなかっただろう。
 
空気を読んで、争いを起こさないようにするのは日本人の知恵として素晴らしいと思う。
でも、時に、空気なんて読まずに、自分の考えを相手にぶつけ、
相手からぶつけ返されるのを受け止める、
そういう、「熱さ」みたいなものを、リアルの世界で見る事が少ない。
 
ネットの世界では、匿名に守られた状態で、それらしき事をしようとする人が大勢いる気がするが、
「匿名」に守られた状態のままでは、成長の度合いは圧倒的に少ない気がする。
何より、「匿名同士」じゃ、お互いにぶつかり合って絆を作る意味が薄い。
一時的にぶつかって、「はい、さようなら~」じゃ、いろんな意味で浅いままだろう。
 
「空気を読む」という行動をずっと続けていると、
いつの間にか、
「自分が傷つく事が怖い」という性格になってしまう気がする。
アメリカ人と日本人の全般的な性格傾向を考えても、この分析は納得性がある。
 
船から飛びこませるために船長が言う言葉
日本人 : 「みんな飛び込んでますよ」
ドイツ人 : 「飛び込む事が規則です」
アメリカ人 : 「飛び込めば英雄になれますよ」
 
アメリカ人が好きな「英雄」って、
自分が傷つく事を省みず、自分の思う道を突き進む人のイメージだと思う。
「24」のキーファー・サザーランドさん然り、「LOST」の登場人物の人達然り。
でも、その副作用として、1% vs 99%の対立を本当の意味で解決するのが難しいんじゃないかと思う。
 
「みんな、誰でも、必死に努力さえすれば英雄になれる(はずだ)という哲学」
 = 「自己責任が当然」という考え方?
 
アメリカでも、これは、絶対に賛否両論あるはずだが、多分、
共和党を支持する人はこの哲学を強調しようとする人達が多く、
民主党を支持する人は「そんな理想論じゃ、世の中うまくいかないでしょう」と考える人達が多いと思う。
でも、いずれも、「自分自身が有利になる」方を支持するはずだ。
だから、民主党候補と共和党候補の議論のぶつけあいに、
アメリカ人は選挙のたびに夢中になるんじゃないかと思う。
 
いずれにせよ、今の日本という環境下で育てる、自分の家族の事だけを考えた時には、
「空気は読めても、自分の夢を追いかける時は、空気なんて読むな」
将来、俺自身の息子達には、こうアドバイスしたいな、と思っている。

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