世間で騒ぎとなった、AKBのアイドルの丸坊主での謝罪の件、今週発売のSPA!の、巻末の、城繁幸さんのエッセイ(~世代大戦)を読んで、なるほどと思った。
確か概要としては、
「丸坊主の是非についてではなくて、人事屋という立場から見た時、20歳やそこらの最近の子で、ここまで昭和的価値観で、『仕事をもらえるなら何でもします』という覚悟を持っている姿の子が実在しているのを知って、非常に驚いた」
みたいな趣旨だったと思う。
確かに、全般的に、アラフォーのおっさんの私から見ると、私より10歳~15歳くらい若い、今の20代の若い人達は、良い意味でも悪い意味でも、仕事に対してドライに割り切っているイメージがある。中間管理職の立場にあるような私のようなタイプが、昔自分が当たり前のようにそうされたのと同じ感覚で、若い人達を厳しく叱ると、あちら側からは『パワハラ』みたいに捉えられてしまい、うまくいかない気がする。
自分自身は、あんまりそういう育てられ方をしていないので、正直損したような気もするんだが、「褒めて伸ばす」、「明らかに同僚や周囲に迷惑をかけるような行為は厳しく叱らざるを得ないが、それ以外の凡ミスや怠慢に見えるような状況には、極力目をつぶる」みたいなイメージで、若い人に接していく必要があるような気がしている。
内心、
「そんなのんびりしてると、何年かしたら、ハングリー精神旺盛で、安い給料でガツガツ働く気満々の、東南アジアの人達とかに、全部仕事持って行かれるかもよ・・・。そのままでこれから30代、40代になって本当に大丈夫?」
とか、老婆心ながら苦言を呈したくなる時もあるが、私もパワハラで偉い人に訴えられたら困るので、身を守るためにもそうするしかない。
そういう若い人に対して感じているイメージと、AKBの、自分で丸刈りになった子の、極端なギャップが気になっていた。丸刈りのニュースを見た時、
「20歳で一番恋が楽しい年齢の時に、いくらそれが仕事だからと言って、そこまで自分を痛めつけなくていい、もっと人生楽しんでいいと思うよ、肩の力を抜いて、それでダメなら、そんな仕事しなくてもいいんじゃないか?」
と、つい言いたくなってしまった。
なんなんだ?この極端なギャップは?と思って、自分が去年書いた記事を見返していて、この記事が目に留まった。
(227) 世代間の考え方の違い
ここで書いたように、団塊ジュニアでもある我々の世代(40歳前後)は、どこかで、団塊世代の両親たちを反面教師にしている部分がある気がする。少なくとも私は、個人主義の傾向が強い団塊に対して、揺り戻しみたいな考え方を持っていて、私の祖母(大正13年生まれ)の世代の考え方(古めの家族主義)に、妙に共感を感じたりする。
私より10歳程度若い、20代後半~30代前半の人は、その両親がバブル期世代か、そのもう少し上がボリュームゾーンだと思う。バブル世代とそのちょっと上の人達(40半ば~50半ばくらい)はアラフォーの私から見ると、金遣いの激しさ、上下関係の厳しい体育会系的カルチャーが強いイメージがある。もしかすると、そういう両親を反面教師にしているので、今の20代後半~30代前半は揺り戻しで、節約志向、貯金が上手、体育会系的カルチャーへの嫌悪感(?)みたいなものが強目なのかもしれない。
それに対して、丸刈りにしたアイドルと同年代の20歳くらいの子は、そろそろバブルの色が弱くなり、むしろバブルで調子に乗りすぎた事を反省している世代の両親を見て育って来た子達がじわじわ増えてきているだろうから、逆に揺り戻しで、『仕事』というものに対して非常に厳しい意識を持ち始めているのかもしれない。AKBとか、ももクロって、私からは体育会系の集団にしか見えないし。
子供って、結構大人の世界を敏感に感じ取り、それを学校の中とかで増幅させたりとかするので、もしかすると、ネットの世界とかでは「AKBは恋愛禁止という約束で仕事させてもらってるんだから当然」という厳し目の意見を持つ20歳前後の若い子が多いのかも。
同じ20歳くらいの女の子でも、ファッションモンスタ~、のきゃりぱみゅの方が、なんとなく、AKBの人達よりも自由というか、自分らしさを上手に表に出している感じがするのも、アラフォーのオッサンである私から見ると興味深い。
多分だが、普通のサラリーマンとして、グローバル化している企業で働くなら、AKBやももくろのメンタリティだと、運悪くハズレ上司やブラック企業に当たってしまった場合に、いいように使われてしまうリスクがあるので、自分はしっかり主張しつつ、やる事はきっちりやる、きゃりぱみゅ型をお勧めしたくなる。
但し、きゃりぱみゅはキチンと時間を守り、やるべき事をやってるから、自己主張が世間に認められているのであり、単に自分を甘やかし、仕事を真面目にしなかったり、覚えようとしない若い人に給料を払い続けるほど、大人の社会は甘くない事は理解しておいてもらう必要がある。どうもその辺を勘違いしている、(いわゆる、『ゆとり』と揶揄される)20代後半の若い人が、結構な数存在しているというのも、多分事実だと思う。
*注
ちなみに、そういうタイプは私達の世代でも結構いたが、アラフォーになった今、社会の厳しさを痛いほど思い知らされ、苦しむパターンにハマってしまっている人達も多い。残念ながら、35歳を超えてから挽回しようと思っても、非常に厳しい。35歳を超えると、転職はよっぽどのスキルと経験がないと、リスクが極めて大きくなる。
ちなみに、そういうタイプは私達の世代でも結構いたが、アラフォーになった今、社会の厳しさを痛いほど思い知らされ、苦しむパターンにハマってしまっている人達も多い。残念ながら、35歳を超えてから挽回しようと思っても、非常に厳しい。35歳を超えると、転職はよっぽどのスキルと経験がないと、リスクが極めて大きくなる。
だからと言って、ルールとしてやっちゃいけない事をしたからと言って、若い女の子に自分で丸刈りにして謝罪する所まで自分を追い込むような状況(場の雰囲気)を、分別のある大人達が放置しちゃいけない気もする。その辺のバランスは組織や仕事内容によって違ったりするので一概には言えないが。
まとめると、個人的には、
AKBの峯岸さんにも、これから頑張って活躍してほしいし、
きゃりぱみゅにも、これからも世界を驚かせるようなファッションと歌と踊りを見せていってほしい。
頑張っている20歳の女の子を見ると、オッサンの俺も頑張らねば、という気持ちになれる。
ま、いろいろ大変な事もありますが、みんな真面目に頑張りましょう。
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