2016年11月24日木曜日

(261)日本の借金、世代間格差、家族間格差

2012/10/9追記
 
私が「家族間格差」と呼んでいる概念は、伊東良平さんがアゴラの以下の記事でおっしゃっている「家系間格差」と同じ事です。http://agora-web.jp/archives/1432739.html

言葉は「家系間格差」「家族間格差」「一族間格差」、どれでもいいんですが、これこそが日本の「世代間格差」の本質であるという点に於いて、伊東さんと全く同意見です。

このまま放置すると、日本では、お金持ちの一族・既得権を持つ一族の方に偏って子孫が残っていくのと並行して、日本の少子高齢化が加速度的に進み、最終的には日本語が絶滅するのではないかと危惧しています。日本語が絶滅しないまでも、『日本語が母国語である人達の市場規模(顧客として、労働者として両方)』が、ある臨界点よりも減ってしまった時点で、日本語の強み(漢字仮名交じり文を使った、読み書きコミュニケーションの優位性)を生かす事ができなくなり、本格的に英語に置き換えられて行くと思います。もし本当にそうなったら、もう、「日本語を捨てた方が得」という状態になってしまうかもしれません。その時、日本語の優位性に甘えていた老人達(将来のアラフォーの私達自身?)に待っている未来はどういうものか?・・・多分、姥捨山でしょうね(泣)
 
そうならない事を祈りますが、私は、今のまま行くと、本当にそうなると思います。
息子達(7歳 & 5歳)の将来の幸せを真剣に考えるなら、もしかすると日本語じゃなくて、英語を中心に覚えさせた方がいいのかも、と真剣に考えてしまう今日この頃。
 
私の考え過ぎ、杞憂である事を祈りますが・・・
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Yahoo知恵袋に投稿。
 
非常に難しい問題だが、タイトルに書いた、
「日本の借金、世代間格差、家族間格差」、その結果としての「少子高齢化」
これを何とかする事を真剣に考え、一刻も早くアクションを取らないと、日本人・日本語は将来、本当に絶滅してしまうんじゃないかと、強い危機感を感じる。
 
【質問】
少子高齢社会を打破するにはどうしたらいいですか?
 
【私の回答】
個人金融資産の多くを持っている高齢者が、自分自身・及び自分の血縁関係のある子孫の事だけを考えるのではなくて、広く日本人の次世代を育てるという発想に変わらないと、このまま少子高齢化がさらに進み、日本の状況はさらに悪化すると思います。

移民受け入れによって一時的に人口を増やす事はできるかもしれませんが、移民の方達への日本語の教育費用負担はどうするのか?という問題が出てくると思います。日本人の平均的な日本語レベル・教育水準が下がれば、今度は日本国としての国際競争力が低下し、日本の一人当たりGDPが減ると言う悪影響が出てしまうんじゃないでしょうか?

肌感覚としてですが、既に、結婚できる人、子供を多く持てる人は、個人金融資産を比較的多く持っている高齢者の子孫に偏り始めていると思います。このままいくと、金持ち家族は子孫を残せるが、貧乏人家族は子孫を残せないという状態になるんじゃないでしょうか?年功序列の崩壊・グローバル化による賃金の下押し圧力に加えて、日本国の借金の影響で、結婚適齢期の20代~30代の生活をさらに苦しい状況に追い込めば、結婚しない(できない)、子供を作らない(作れない)人は益々増えるでしょう。

国の借金1,000兆円、個人金融資産1,500兆円というアンバランスな状況を放置すると、ますますこの「家族間格差」が拡大すると思います。消費税増税はベストではないかもしれませんが、何もしないでプライマリーバランスの悪化を放置する事に比べれば、まだましな政策だと思います。

でも、我々日本人の悪い癖で、批評家の発言力が強すぎて、具体的なアクションが遅々として進まず、問題の先送りが続いている気がします。このまま行くと、どこかで「爆発」が起こるんじゃないでしょうか。それが10年後なのか、20年後なのか解りませんし、日本内部からなのか、或いは何らかの外圧によるものなのか、どういう形なのかも解りませんが・・・

わかりやすい悪役がおらず、怒りを向ける先を明確にできないのが、また悩ましいんですよね、日本という国は。

「個人金融資産の多くを持っている高齢者」の中には、平凡なサラリーマンとして40年近く働き続けてくれ、今は田舎で隠居している私の70歳の父親も含まれるのかもしれません。しかし、私の家族内という視点に戻れば、私の両親が教育費を払って育ててくれたから今の私があり、親孝行しなければならないし、恩返しもしたい。さらに、両親にとっての孫である、私の息子達への教育費を少しでもいいから援助してもらいたい、という下心も私の心の中のどこかにある。

ここで「総論賛成各論反対」的な袋小路に迷い込んでしまう。こちら(比較的若い世代側)からは言いにくい話ですので、やはり、大勢の知恵のある高齢者の方達に、積極的に『広く日本人の次世代を育てるという発想に変わってもらう』事が必要だと考えています。

とっても難しいですが、国の借金が現在進行形で積み上がっているのは絶対まずいですよ。先送りすればする程状況は益々悪化するし・・・

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