2016年11月24日木曜日

(253) HBR

 
HBR(Harvard Business Review)記事。
これだけの質の高い内容を多数、無料でwebで公開している所に、アメリカという国の懐の深さを感じる。
Harvardと言えば、村上春樹さん、雅子様、新浪さん、三木谷さん、堀義人さん・・・
数えればキリがない程、優秀な人材を生み出し続けている。世界中から向上心の高い人材を集めるすごい所。
金があって、一人っ子じゃなかったら、俺も20代の頃に行きたかったな。
・・・もっとも、元々野心に乏しく、パチスロやゲームにはまり、真面目な勉強があまり好きじゃなかった俺は、仮に目指していたとしても、受験の時点で多分力尽きていただろうが(爆)
 
さて、内容の抜粋(和訳には責任持ちませんので、悪しからず)
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【和訳&抜粋 始まり】
かつて、仕事で成功するために必要なものは、『経験』 『知識』 『スキル』だった。しかし、最近の10年~20年の間に、状況は大きく変わった。まず第一に『知識』の価値は、(ネット等で)どこでも得られるようになったため、急速にすたれてしまった。第二に、現代人はますます不確かで、流動的な世界で生きており、そこでは「過去」すら予想できなくなってしまっている。そして最後に、ビジネスはますますグローバル化し、多様化している。
 
この新しい状況の中では、『経験』や『知識』はかつてよりも価値が減り、 『学習能力』 『適応能力』 『打たれ強さ』 『コミュニケーション能力(繋がる力)』が極めて重要になっている。・・・
 
 
・・・候補者の履歴書を見て、何も変化が無いと逆に不安になる。成長を志向しておらず、リーダーになる準備が出来ていないことを示唆するかもしれない・・・

・・・このことの国家レベルでの最も端的な例が日本である。日本の若いエグゼクティブは、グローバルの平均よりも高いポテンシャルを持つが、日本のシニアなエグゼクティブはグローバル平均以下の能力しかない・・・
【和訳&抜粋 終わり】*********************************************************
 
一言で言うと、「年功序列はもう機能しない」という事な、と感じた。年功序列にこだわり続ける程、組織は、ますます沈没していく気がする。大丈夫かな、日本・・・。
 
最近の政治の世界も、年功序列の悲しい末路を象徴しているように見える。一般に、年を取ると、打たれ強さは成長するが、学習能力、適応能力は、謙虚な気持ちを忘れず、かつ、懸命に努力し続けないと落ちていく。知識や経験が(悪い意味での)プライドに変わってしまうんだろうと思う。・・・37歳のオッサンの俺、自分への戒めも込めなければいけないが。
 
 
さて、偉い方達の事はさておき、自分自身の現実に戻り、一人の平凡な中年サラリーマンの立場に戻って考える。
 
上記記事の内容に関しては、ほぼ同意するが、いかにもアメリカの人っぽい考えのような気もする。「かつてジョブホッパーと呼ばれていた人材の方がこれからは活躍できる」みたいにも読めてしまう気もするが、それはちょっと違うんじゃないかな、と思う。

履歴書上は、ずっと同じ仕事をしているようなキャリアに見えても、この記事に書いてあるように、近年、外部環境の変化が極端に速いので、日本企業であれば、10年間一つの場所で粘り強く頑張って来た人だって、(変化への)適応力も、学習能力も、力がついているはず。多くの日本企業(酷い大企業病の会社は除く)は、職務があいまいなので、一つの部署にいても、結構いろんな部署の仕事を学べるはずだ。10年働けば、会社内で、ジョブローテーションする事もあるだろう。もちろん、真面目に、真剣に働き続けていれば、という条件付きだが。

さらに、同じ組織で粘らないと解らないような、知識経験もついているかもしれない。『知識』 『経験』は、確かにかつてよりも役に立たなくなってはいるだろうが、「熟練の職人技を体で覚える」みたいな、本質まで突き詰めた知識・経験は、引き続き有効だと思う。それが本当の「スキル」じゃないかと、個人的には考えている。その本当の「スキル」がないと、私も含めた日本人の中流サラリーマン層、多分グローバル化の波に飲み込まれ、新興国の給与水準に引っ張られるのに抵抗できないと思う。

しかし、アメリカのように職務が非常に明確で、「Job」が決まり過ぎている組織では、もしかすると、外部が変化しても適応力が育たないかもしれない。同じ「Job」を遂行する事が仕事だと決められているから。でも、その考えでは「同じJobなら、新興国でやった方がコストが安い」という事になると思う。

そういう意味では、私が11年働いている今の会社、グローバルでは5,000名以上の従業員がいるが、日本法人としては零細中小企業で、職務は不明確。私自身の名刺は営業担当になっているが、技術もかじり、通訳の真似事や、ISO9001の管理責任者も経験させてもらい、ネットでの情報収集・発信等もやらせてもらえる今の環境、大満足。なお、本国とは13時間、ヨーロッパとは7時間の時差があるので、かれこれ5年以上前、スマホがここまで広がる前から、ずっとBlackberryを持たされ、会社には、ある意味24時間拘束され続けているようなもんなので、勤務時間中にネットで遊ぶのは、「お互い様」。所詮ペーペー社員で、そんな給料良くないし(爆)

・・・なお、今年(2012年)に入ってから、電子材料業界の不景気の影響を受けてしまい、仕事がなくて暇な訳では決してありません。・・・多分(*^_^*)

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